メキシコ合衆国は北アメリカ大陸南部に位置し、首都はメキシコシティ。公用語はスペイン語です。
目次
メキシコ料理の特徴

メキシコ料理は原住民時代の料理をベースに、スペイン料理が融合し発展したもの。タコス、ブリトー、ワカモーレ、コロナビールなど、メキシコに行ったことがない方でも食べたこと、耳にしたことがあるメキシコ名物が日本にはいくつもあります。

また昨今の激辛ブームで、ハバネロなどメキシコ産のさまざまな唐辛子の名前も取り上げられるようになりましたが、なんと言っても一番馴染みがあるのは「タバスコ」ではないでしょうか。
昔からパスタやピザなどイタリアンで出されることの多い辛味調味料ですがメキシコ・タバスコ州原産のタバスコペッパーが原料なので「タバスコ」という名がついているんですよ。
ソパデトルティーヤのレシピ
今回は「ソパデトルティーヤ」、Tortilla(トルティーヤ)de(の)Sopa(スープ)という名前のメキシコの定番スープのご紹介です。
メキシコの方から「名前の通り、トルティーヤが入ったものは全てソパデトルティーヤって呼べるのよ」と教えていただいたスープで、もともとは前日に残ったトルティーヤを揚げてスープに使ったメキシコの定番朝食。
チキンが入っていたり、お野菜たっぷりだったり、辛みが強かったりと、お店や家庭によって色々なバリエーションがある日本の味噌汁のような存在です。
お伝えするレシピは、朝食などに簡単に作って食べられる、作り方も材料もとてもシンプルなトルティーヤスープです。
材料(2人分)

- 無塩トマトジュース(トマト缶) 400ml
- コンソメ 大さじ1/2
- 唐辛子(輪切り) お好みで1本
- 玉ねぎ(みじん切り) 1/2個
- にんにく(みじん切り) 1かけ
- オリーブオイル 大さじ2
- アボカド(角切り) 1/4個
- カッテージチーズ(サワークリーム) 大さじ1
- トルティーヤ(一口大にちぎる) 1枚※
- ライム 1/2個
- 塩、こしょう 適量
※今回はトルティーヤ1枚の代わりに、トルティーヤチップス10枚を使っています。
<スパイス>
- クミンパウダー 小さじ1
- パプリカパウダー 小さじ1
- オレガノパウダー 小さじ1
作り方
1鍋に玉ねぎとにんにく、オリーブオイルを入れ、玉ねぎが透き通るまで炒めます。
21に<スパイス>を加えて混ぜ合わせ、全体によく馴染んだら無塩トマトジュース、唐辛子、コンソメを加えて蓋をし、弱火で15分ほど煮込みます。
3塩、こしょうで味を調え、アボカド、カッテージチーズ、トルティーヤをのせ、ライムをキュッとしぼっていただきます。

ポイント
- 柔らかいトルティーヤがお好みなら、2の時点で加えてください。
- とろみのあるスープにしたいときは、煮込んだ後にハンドミキサー等で攪拌します。
私はトルティーヤチップスの半量は煮込み、半量はトッピングして、水分を吸ってクタっとした部分とパリパリした部分、両方をいただくのが好きです。ライムもたっぷりしぼります。