シシリアンライスは、佐賀県では定番の家庭料理。全国的に認知度が上がってきているので、聞いたことがある方も多いでしょう。安くてサッと作れるのが魅力です。
今回は、シシリアンライスの基本的なレシピをご紹介します。
目次
シシリアンライスとは?

シシリアンライスは、温かいご飯の上に、炒めた肉と生野菜を盛りつけ、最後にマヨネーズをかけた料理。この定義をベースにお店や家庭でアレンジが加えられ、特産品である海苔や季節の野菜、自家製ソースなどを使ったオリジナルのシシリアンライスが数多く誕生しました。
【参考】
佐賀市観光協会:https://www.sagabai.com/main/26.html
シシリアンライスの発祥と名前の由来
シシリアンライスは、昭和50年頃に佐賀市の喫茶店でまかない料理として振る舞われたのが始まりだといわれています。
名前の由来には、
- 佐賀県の隣にある長崎県の“トルコライス”に対抗して、トルコの隣の国“シリア”をもじって名付けた。
- 色合いがイタリア国旗を彷彿させることから、当時ヒットしていた映画『ゴッドファーザー』の舞台であるシチリア島にちなんで名付けた。
など諸説あります。
シシリアンライスの魅力
シシリアンライスが家庭料理として多くの県民に愛されている理由は、
- 比較的安い牛こま切れ肉を使うのでコストがかからない。
- 調理法が簡単でサッと作れる。
- 野菜がたっぷり摂れる。
といったことが挙げられます。
甘辛く味付けされた牛肉とマヨネーズのおかげで、野菜が苦手な方でも抵抗なく食べられそうですね。
シシリアンライスの基本レシピ
ではさっそく、シシリアンライスのレシピを紹介します。
材料(2人分)

- ご飯 2膳分
- 牛こま切れ肉 250g
- 玉ねぎ 1/2個
<A>
- 醤油 大さじ3
- 砂糖 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 酒 大さじ1
- にんにく(すりおろし) 小さじ1
- しょうが(すりおろし) 小さじ1
<トッピング用>
- レタス 1/5個
- プチトマト 6個
- プロセスチーズ 2個
- 卵 2個
- 酢 大さじ1
- マヨネーズ 適量
作り方
1玉ねぎを薄切りにします。
2大きめのボウルに<A>を入れて混ぜ合わせ、牛こま切れ肉と1を入れて30分ほど漬け込みます。

3レタスを食べやすい大きさにちぎり、プチトマトは4等分、プロセスチーズは1cm角にカットします。

4フライパンに少量の油(分量外)をひいて2を炒め、牛こま切れ肉に火が通り、水分が飛んだらお皿などに移して粗熱を取ります。

5ポーチドエッグを作ります。小鍋に熱湯を沸かし、酢を入れたら円を描くようにかき混ぜて中心に卵を割り入れます。

6再びひと煮立ちしたら火を止めて蓋をし、3分ほど蒸らしたら取り出します。
7お皿にご飯を広げてレタスを散らしたら、中心に4を乗せます。
8トマトとチーズをバランスよく配置したら全体にマヨネーズをかけ、最後に6を乗せたら完成です。

豪快に頬張れば、より美味しい!
シシリアンライスは、ご飯、甘辛い肉、野菜、そしてマヨネーズの一体感を味わって欲しいグルメ!大きなスプーンに全部乗せて、大きな口で頬張ってください。
また、レタスやトマトの他に、アボカドやかいわれ大根をトッピングするのもおすすめです。アボカドはクリーミーさを、かいわれ大根はピリッとした刺激をプラスしてくれますよ。