お寿司といえば魚介類のネタが定番ですが、野菜のみで作る『ハーブベジ手まり寿司』はいかがでしょう。彩りが華やかで、野菜それぞれの食感も楽しめますよ。さらにハーブやスパイスを使うことで味の幅も広がり、美味しさの面でも満足できます。
また、このハーブベジ手まり寿司には動物性食品を全く使っていないので、ベジタリアンやビーガンの方でもOKです。
目次
手まり寿司作りの工程

工程としては次の流れになります。なお、事前に冷蔵庫の残り野菜でマリネやピクルスなどをあらかじめ作り置きしておくと、より簡単に作れます。
1酢飯を作る。
2ネタを準備する。
- 赤パプリカのマリネ
- 赤たまねぎのピクルス
- ミョウガの酢漬けと長芋短冊
- スイートコーンのからし和え
- ブラウンマッシュルームのソテー
- なす炒め
- キャロットラペ
- 小松菜・菜の花・きゅうりの処理
3手まり寿司を仕上げる。
順番にそれぞれのレシピをご紹介していきます。
材料


分量は、約4人分を各レシピ工程ごとに記載しています。
作り方
酢飯
- 米 2合
- 米酢 40ml
- きび砂糖 大さじ2
- 塩 小さじ2
1米を炊く。
2米酢、きび砂糖、塩を合わせて炊きたてのご飯に入れ、しゃもじで切るように混ぜる。
3布巾をかけて冷ます。

赤パプリカのマリネ
- 赤パプリカ 1個
<A>
- 酢 大さじ1
- オリーブオイル 小さじ1
- バルサミコ酢 小さじ1
- きび砂糖 小さじ1/2
- 醤油 小さじ1
1赤パプリカは丸ごと網に乗せ、グリルで皮が黒くなるまで焼いて火を止める。

2ボウルに入れてラップをかけて10分おく。

3粗熱がとれたら丁寧に皮をむく。(※よく焦がすほうがむきやすいです)
4皮をむいた面を下にして、<A>の調味料を合わせた中に漬け込み、味をしみこませる。

赤たまねぎのピクルス
- 赤たまねぎ 1/4個
<A>
- 酢 大さじ2
- 塩 小さじ1
- きび砂糖 小さじ1/4
- ローズマリー 2本
- ディルシード(あれば) 少々
1赤たまねぎは繊維に沿って薄切りにする。
2容器に<A>を入れて混ぜ、1を入れてよく揉む。
31時間ほど漬け込む。(前日ぐらいから作っておくと味がよりしみるのでおすすめです)

ミョウガの酢漬けと長芋短冊
- ミョウガ 1個
- 長芋 50g
<A>
- 酢 大さじ1
- 塩 ひとつまみ
- きび砂糖 小さじ1/2
1ミョウガは軸を切って縦に千切りにする。
2<A>を合わせて漬けておく。
3長芋の皮をむき、細めの短冊切りにする。

スイートコーンのからし和え
- スイートコーン(ホールタイプ缶詰) 35g
<A>
- からし 少々
- 白すりごま 大さじ1
- 塩 ひとつまみ
1<A>を混ぜ合わせ、スイートコーンを入れて和える。

ブラウンマッシュルームのソテー
- ブラウンマッシュルーム 6個
- オリーブオイル 大さじ1
<A>
- ガーリックパウダー 少々
- ブラックペッパー 少々
- 塩 少々
1ブラウンマッシュルームをスライスする。
2フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、1を加えて焦げないように中火で手早く炒める。
3<A>で味付けし、お皿に取り出しておく。

なす炒め
- なす 1本
- オリーブオイル 大さじ3
<A>
- 塩 少々
- 醤油 少々
- ジンジャーパウダー 少々
1なすはヘタを取って縦8等分し、さらに中心部の種の部分をカットする。

21をしばらく水に浸けておく。
3フライパンにオリーブオイルを入れて水気を切った2を炒め、色良く焼けたら<A>で味つけし、お皿に取り出しておく。
キャロットラペ
- にんじん 1/2本
- レーズン 大さじ1
<A>
- クミンシード ひとつまみ
- オリーブオイル 小さじ1
- 酢 大さじ1
- きび砂糖 小さじ1
- 塩 小さじ1/2
1にんじんを千切りにする。
2<A>を合わせ、レーズンと1を入れて混ぜ合わせる。

小松菜・菜の花・きゅうりの処理
- 小松菜(葉の部分) 4枚
- 菜の花(穂の部分) 8~10本
- 塩 少々
- きゅうり 1本
1小松菜と菜の花は、それぞれ塩少々を入れ沸騰したお湯で軽く下ゆでする。
2きゅうりは皮むき器で縦に薄くスライスする。

手まり寿司の仕上げ

すべてのネタを準備できたら、酢飯を丸めて手まり寿司を仕上げていくだけ。基本的に要領は同じなので、ここでは赤パプリカの手まり寿司のみご紹介します。
- 海苔や三つ葉は手まり型にしたあとで上から巻きつけてください。
- フレッシュハーブはトッピングに使い、一緒に食べてください。
- ネタの組み合わせはお好みで自由に決め、彩りがキレイになるように盛り付けてください。
1ラップを広げて赤パプリカのマリネを置く。

21の上に大葉を置き、大さじ1の酢飯を乗せる。

3ラップで丁寧に包み、ねじってまとめる。
手で丸めるのではなく、ねじりながら手まり型に整えるようにするとキレイにできる。

野菜の特徴や色を生かし、自由に遊び心を取り入れて楽しむ

もしかしたら、赤パプリカはまぐろに、キャロットラペはサーモンに見えるかもしれませんね。そんな遊び心も、野菜ならではの楽しみのひとつです。
野菜の味付けにはハーブやスパイスなど薬味を使い、相性のいい酢をベースにしているものが多いので、違和感がなく召し上がれると思います。さらに、なすやマッシュルームはソテーにして甘みや旨みを引き出しています。
工程で考えると多いかもしれませんが、どれも簡単なものばかりです。野菜のマリネや酢漬けは普段の料理の付け合わせにもできるので、作り置きしておくといいですね。魚介類にはない野菜の持ち味を生かしたハーブベジ手まり寿司、ぜひ味わってみてください。
おまけ:買い物リスト
各工程に材料を記載しましたが、使った食材を一覧にしておきます。
お買い物の際に参考にしてくださいね。
- 米
- 海苔
<野菜>
- 赤パプリカ
- 赤たまねぎ
- ミョウガ
- スイートコーン(ホールタイプ缶詰)
- ブラウンマッシュルーム
- なす
- にんじん
- 小松菜
- 菜の花
- きゅうり
- 大葉
- 長芋
- 三つ葉
- 紫ブロッコリースプラウト※
※レシピには登場しませんが、仕上げのトッピングに使っています。
<調味料・ハーブ・スパイス>
- 酢(米酢)
- 塩
- きび砂糖
- 醤油
- オリーブオイル
- バルサミコ酢
- ガーリックパウダー
- ブラックペッパー
- ローズマリー
- ディルシード(あれば)
- からし
- 白すりごま
- ジンジャーパウダー
- レーズン
- クミンシード
- フレッシュハーブ(フェンネル、ヤロウ)お好みで