塩だけでこんなに美味しい!イタリア「リボリータ」のレシピ #世界の料理

塩だけでこんなに美味しい!イタリア「リボリータ」のレシピ #世界の料理

日本人に大人気のヨーロッパの国、イタリア。ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ベネチア、ナポリ、アマルフィ、カプリ島、シチリア島など、それぞれに特色を持つ街が多数ありますね。

カプリ島の青の洞窟
カプリ島の青の洞窟(画像出典)PIXTA

映画「ローマの休日」で有名なスペイン広場のほか、コロッセオ、ピサの斜塔、青の洞窟など有名スポットも多数。

バチカン美術館

またローマ市内にはバチカン市国があり、そこにあるバチカン美術館も多くの旅行者が訪れる一大観光地です。

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リボリータとは?

リボリータ
(画像出典)PIXTA

パスタにピッツァ、リゾット……日本に定着しているイタリアの特産品や料理はたくさんありますね。イタリアンジェラート、モッツァレラチーズ、バーニャカウダなどもすっかりおなじみですし、今はオリーブオイルのない家庭のほうが少ないくらいではないでしょうか。

でも、簡単でヘルシーなのにあまり知られていないお料理もまだまだたくさんあり、リボリータもそのひとつ。
「リ」は再び、「ボリータ」は煮込むという意味で、その名のとおり残り物のお野菜やかたくなったパンを煮込んで作る、シンプルなお料理です。
トスカーナ州の伝統料理であり、冬にはかかせない家庭料理なんですよ。

家庭やお店によってスープっぽかったりドロっとしたテイストだったりと、日本のカレーや味噌汁のようにそれぞれの味があるのもリボリータの特徴。共通点はコンソメや肉類を入れず塩のみの味付けでじっくりとお野菜の旨みを引き出すこと、そこにパンを入れて煮込むということです。

いろいろなお野菜が冷蔵庫に残っている時だけでなく、野菜不足を感じた時や体調が優れない時、暴飲暴食が続いた後に食べたくなるお料理です。
塩だけでこんなにも美味しく感じられるリボリータは、ある意味とても贅沢。冬に限らず、季節のお野菜で楽しめる一皿ですよ。

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リボリータのレシピ

シンプルでアレンジも効きやすいため、多めに作って翌日はシチューやカレーにする「リ・リボリータ」(再々度煮込み)もできちゃいます!
パセリと粉チーズをかけてオーブンで表面を焼いていただくのも、美味しい食べ方でおすすめですよ。

材料(3~4人分)

  • ニンニク 1かけ
  • オリーブオイル 大さじ2
  • パン 2切れ
  • 塩 適量
  • こしょう 適量

<A>

  • じゃがいも 中1個
  • キャベツ 100g(大きい葉4枚くらい)
  • 玉ねぎ 小1個
  • セロリ 1本
  • ズッキーニ 1/2本
  • パプリカ 1個
  • カボチャ 100g
  • にんじん 1/2本
  • 長ネギ(白い部分) 1本
  • 白インゲン豆(水煮) 100g ※ペースト用
  • 塩 5g

<B>

  • 白インゲン豆(水煮) 100g
  • ダイストマト 1/2缶
  • 白ワイン 30ml
  • 水 500ml

下ごしらえ

  • ニンニク…みじん切り
  • 野菜…1cm角にカット
  • パン…2cm角にカット
  • 白インゲン豆(100g)…フォーク等で潰す(ペーストにする)

作り方

鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけます。

ニンニクの香りが立ってきたら<A>を入れて中火にし、全体に火が通ったら蓋をして弱火にします。

野菜からじっくり水分が出てくるまで、時々全体を混ぜながら20分ほど加熱します(ここが美味しくなるポイントなので焦らずじっくりと野菜の旨みを引き出してください)。

<B>を入れ、弱火のままさらに20分ほど煮込みます。

鍋の水分が半分くらいになり、具材がトロッとしてきたらパンを加え、塩こしょうで味を調える。

パンが柔らかくなるまで煮込んだらできあがりです。

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