兵庫県加古川市のご当地グルメ「かつめし」。気軽にお箸で食べられる洋食として、多くの市民から愛されています。全国チェーンのハンバーガー店やポテトチップスのご当地味に採用されたことがあるとはいえ、知名度はまだ全国区とまではいかないので、どんな料理か分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
- かつめしの特徴や魅力
- 自宅で作れるかつめしのレシピ
を紹介します。最後まで読めば、どこか懐かしいかつめしのとりこになること間違いなしですよ!
目次
かつめしってどんなご当地グルメ?

まずは、かつめしの特徴について紹介します。
デミグラスソースが決め手
加古川市のかつめしは、白ごはんの上にカツを乗せて、たっぷりのデミグラスソースをかけた洋食です。茹でキャベツが添えられているのも特徴のひとつで、濃厚なデミグラスソースとさっぱりとしたキャベツを交互に食べればお箸が止まりません!
贅沢な牛カツが美味しい!
カツというと豚カツを想像する方が多いと思いますが、加古川のかつめしは牛肉を使うのが一般的です。これは、加古川市が神戸牛の生産地であり、良質な牛肉が手に入りやすかったからだと考えられています。
基本的には牛カツですが、豚カツやチキンカツを使用するお店もあります。
お箸で食べる気軽な洋食
「スプーンではなくお箸で食べる洋食」とも言われるかつめし。老若男女が気軽に食べられる洋食として、市内の喫茶店や食堂などの飲食店だけでなく給食のメニューにもなっています。
かつめしのレシピ
続いて、かつめしのレシピを紹介します。
材料(2人分)

- 牛もも肉 2枚(約300g)
- 塩こしょう 適量
- 薄力粉 大さじ2
- 卵 1個
- パン粉 大さじ6
- キャベツ 4〜5枚
- トマト、きゅうりなど(お好みで) 適量
- ご飯 2杯分
<デミグラスソースの材料>
- デミグラスソース(缶詰) 250g
- ウスターソース 大さじ2
- ケチャップ 大さじ3
- 砂糖 大さじ1
- コンソメ顆粒 小さじ1/2
作り方
1キャベツを茹でて水気を切り、2〜3cm角にカットしておきます。
2鍋に<デミグラスソースの材料>を入れ、軽くかき混ぜながら沸騰するまで温めます。

3牛もも肉を肉たたきや包丁でよく叩きます。
4両面に軽く塩こしょうし、薄力粉、溶き卵、パン粉の順で衣をつけます。
5180度の揚げ油で両面がこんがりするまで揚げます。

6しっかり油を切り、1.5〜2cm幅にカットします。

7洋皿にご飯を盛り付けてその上に6の牛カツを乗せ、2のデミグラスソースをたっぷりかけます。
81のキャベツ、お好みでトマトやきゅうりなどの付け合わせ野菜を添えたら完成です。

牛カツを柔らかくするためによく叩く!
牛カツは、脂肪分が少なく柔らかいもも肉で作るのがおすすめです。やや値段が上がりますが、ヒレ肉でもいいでしょう。牛肉は揚げる前にしっかり叩くことで肉の繊維が断ち切られて柔らかくなり、口当たりがよくなるので必ずこの工程は行なってください。
柔らかくジューシーな牛カツとデミグラスソース、白いご飯という組み合わせは、小さい子どもから年配の方まできっと誰もが好きなはず。ぜひ今夜の夕飯にかつめしを作ってみてはいかがでしょうか。