鍋料理には欠かせない白菜。寒くなると甘さとシャキッしたみずみずしさが増し、さらに美味しくなります。ボリュームもありお安いので家庭料理でも重宝される野菜ですが、冬の体の養生として理にかなった食材でもあります。
腸内環境を整える働きのほか、風邪気味で熱っぽいとき、また、食べ過ぎの負担により体の余分な熱を溜め込んでしまったとき、それらの熱を冷まして落ち着かせてくれる働きがあります。

今回は白菜と、ふわっと優しい白身魚の団子を使ったスープのレシピです。団子には中華系ミックススパイスの五香粉も隠し味として入れています。冬の体をいたわる、あっさりしたデトックススープです。
目次
材料(約4人分)

- タラ(皮なし) 200g
- 片栗粉 大さじ1
- 五香粉 少々
- 塩 小さじ1
- 白菜 300g
- 玉ねぎ 1/2個
- しいたけ 2枚
- だし昆布 170g
- 醤油 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 生姜 1片
- 水 800ml
- 七味(お好みで) 適量
作り方
1【白身魚団子】フードプロセッサーに、適当な大きさに切ったタラと、片栗粉、五香粉、塩のうちひとつまみを入れて回す。

2【白身魚団子】団子の生地ができたら取り出して丸める。

3白菜は食べやすい大きさに、玉ねぎは繊維に沿って薄く、しいたけはさいの目に切る。生姜はすりおろす。

4鍋に水と昆布を入れて火にかけ、沸騰する前に取り出す。

53の野菜(生姜以外)と残りの塩を入れる。

6沸騰してきたら火を弱め、2と生姜を入れ、醤油、みりんも加えて弱火で10分ほど煮て火を止める(必要であれば、分量外の塩・胡椒で味を調える)。

7器に盛り、お好みで七味を振りかける。

五香粉の役割と使い方

中華料理によく使われるミックススパイスの五香粉(ごこうふん・ウーシャンフェン)は、スターアニス(八角)、シナモン、クローブ、フェンネルなどを合わせたものです。肉や魚の臭み消しや、料理の風味付けに用いられます。たくさん入れるとクセが強くなるので、ほんの少し隠し味として入れるのがポイントです。どのスパイスも体を温めたり、胃もたれや食べすぎによるお腹のガスを出してくれたりする働きがあります。
五香粉は、いろいろな料理に使えます。豚の角煮に使うことは良く知られていますが、その他にも色々使えますので、ぜひヒントにしてみてください。
- 唐揚げや中華丼にも。
- オイスターソースを使う料理との相性がいいですね。
- パウンドケーキやクッキーなどのお菓子作りの香り付けに。
- チャイのようなホットドリンクにも。黒砂糖と合わせても、体が温まって香りに癒されます。