つゆも具も、今年はちょっと変化球。「変わりおでん」を試してみよう!

つゆも具も、今年はちょっと変化球。「変わりおでん」を試してみよう!

寒い日にぴったりのおでん。もともとは、室町時代から愛されていた豆腐の「田楽(でんがく)」がルーツと言われています。豆腐を串に刺し、焼いて食べる田楽が徐々に煮込み料理へと変わっていき、現代の冬の定番「おでん」へと進化していったそうなんです。

地域によってだしや具材、味噌をつけて食べる、などさまざまな違いがありますが、今回はひと味違う3種の『変わりおでん』をご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

深い旨味が楽しめる「あさりだしおでん」

貝ならではの旨味成分「コハク酸」がたっぷり。あっさりしているのに深い味わいが楽しめる、変わりつゆのおでんです。練り物を少し多めに入れて、つゆに甘みもプラスします。あさりがかたくならないよう、ゆっくりじっくり火を入れていきましょう。

材料(約2人分)

  • あさり 200g
  • 昆布 10cm
  • さつまあげ 2枚
  • ちくわ 2本
  • 結びしらたき(糸こんにゃく) 2個
  • 大根 約1/3本
  • 水 800ml
  • 酒 大さじ1
  • 顆粒だし 小さじ1
  • 塩 小さじ1/2~1
  • あおさ海苔(お好みで) ひとつかみ程度
  • 3%の塩水 砂抜き用

作り方

あさりはこすり合わせて洗い、3%の塩水に浸けます(なめてみて「少し塩辛いかな」と思う程度でOK)。アルミホイルをかけ冷蔵庫で一晩程度置き、砂抜きをします。

大根は2~3cm程度の輪切りにし、隠し包丁として十字に軽く切れ目を入れます。ピーラーなどで面取りし、つまようじや竹串などがスッと通るくらいまで下ゆでしておきます。

ちくわ、さつま揚げは熱湯をかけて軽く油抜きし、食べやすい大きさにカットしておきます。結びしらたきも軽くゆで、アク抜きをします。

鍋に水、あさり、昆布、酒を入れ弱~中火で加熱します。

沸騰する前に昆布を取り出します。昆布は後で具材にするので、捨てないでください。表面についたアクを拭き取り、食べやすい大きさにカットしておきましょう。

あさりが開くまでアク取りをしながら待ちます。そのまま入れておくと身がかたくなってしまうので、口が開いたらいったん取り出します。

顆粒だしと塩を入れ、味の調整をします。この段階では、「少し濃いかな」程度にしてみてください。

下ゆでした大根、の昆布、油抜きした練り物、結びしらたきを入れ、弱火で30分ほど煮ます。

あさりを戻し入れ、さらに10分ほど煮たら完成です。最後にあおさ海苔を入れると彩りや風味がアップします。

中身は何かな?ジュワッとおいしい4種の巾着おでん

もち巾着でおなじみの油揚げ。おでんに入っていると嬉しい一品ですよね。今回は、食べてみるまで分からない、変わりだね巾着を4つ提案します。ぜひ、できたてあつあつを食べてみてくださいね。

材料(4種類×2個)

  • 油揚げ 4枚
  • 水 400ml
  • 顆粒だし 小さじ1
  • 醤油、酒、みりん 各大さじ1

A:つくね巾着

  • 鶏ひき肉 60g
  • うずら卵水煮 2個
  • 塩 少々

B:明太もち巾着

  • 辛子明太子 1/2腹
  • 切りもち 1個

C:えびしんじょ風巾着

  • はんぺん 1/2枚
  • ゆでえび 適量
  • 枝豆 3~4さや
  • おろししょうが、片栗粉 少々

D:カマンベールチーズ×フランスパン巾着

  • カマンベールチーズ(切れてるタイプ) 2個
  • フランスパン(スライス) 1~2枚

作り方

軽くゆでた油揚げの水気を切り、麺棒で端までゆっくりと何度か転がします。

菜箸でもいいのですが、先が細くなっていて力が均等に入りにくいため、麺棒がおすすめです。

包丁で半分に切り、中を隅までそっと広げます。残りの油揚げも同じように開きます(合計8枚)。

後述の手順で具を詰めた油揚げの口をつまようじで止めます。波縫いをするように動かすと取れにくいです。

鍋に水、顆粒だし、醤油、酒、みりんを入れひと煮立ちさせたら、まず<A:つくね巾着>を入れてふたをして10分ほど煮ます。

<B:明太もち巾着>を入れて5分煮ます。

<C:えびしんじょ風巾着>を入れて5分煮ます。

最後に<D:カマンベールチーズ×フランスパン巾着>を入れて2~3分ほど煮ます。時折、巾着にまんべんなくつゆをかけてください。

おたまやトングなどを使い、そっと取り出して盛り付けます。

A:つくね巾着

ビニール袋に鶏ひき肉と塩を入れ軽く揉みます。

油揚げ2枚分に均等に詰め、うずら卵を入れます。

B:明太もち巾着

辛子明太子を油揚げの大きさに合わせ2~4等分に、切り餅を角切りにカットします。

油揚げ2枚に均等に詰めます。

C:えびしんじょ風巾着

えびと枝豆を小さくカットします。

ビニール袋にとはんぺん、おろししょうが、片栗粉を入れて揉むように混ぜます。

油揚げ2枚に均等に詰めます。

D:カマンベールチーズ×フランスパン巾着

それぞれを小さめにカットします。

油揚げ2枚に均等に詰めます。

丸ごとトマトでインパクト大「トマトの肉詰めおでん」

最後は、トマトを丸ごとひとつ使ったインパクト抜群のおでんをご紹介。中に鶏ひき肉を詰めるので、食べごたえもバッチリです。トマト×鶏肉×粉チーズで、旨味もたっぷり。スープまで飲み干したくなるおいしさです。今回は和風だしを使っていますが、コンソメで洋風にも。

材料(2個分)

  • トマト 2個
  • 鶏ひき肉 80g
  • 粉チーズ 大さじ1
  • 塩 小さじ1/2
  • こしょう 少々
  • 顆粒だし 小さじ1
  • 水 200ml
  • 青ねぎ(お好みで) 適量

作り方

トマトはへたを切り落とします。鍋での安定を良くするため、下の接地面も薄くカットしておきましょう。

中身をくりぬき、みじん切りにします。ザルに移し、水気を切ります。水切りした水分も後で使うので、捨てないでくださいね。

鶏ひき肉はビニール袋に入れ、粉チーズ、塩、こしょうを加えて揉むように混ぜます。さらに、水気を切ったの中身を合わせて混ぜます。

のトマト(外側)にを均等に詰めます。ビニールの端をハサミでカットし、絞り出すようにトマトに入れると作業しやすいです。

鍋に水と顆粒だし、のトマトの水分を入れてひと煮立ちさせたら、を入れてふたをし、弱火~中火で15分ほど煮ます。時折、上からスープをかけてください。

柔らかくなった皮を外しながらそっとうつわに盛り付け、スープをかけます。お好みで青ねぎを散らしたら完成です。

作る過程も、味わいも。両方楽しみましょう!

地域によってもさまざまな特色がある、多彩なおでん。いつもとは違ったおでんが食べたいな、と思った時に、こうした変わりおでんはいかがでしょう。じっくり、ゆっくり煮込んでいく時間もぜひ楽しんでくださいね。

関連記事

>hitotema

hitotema

贅沢・丁寧は、難しい。でも、節約・時短ばかりじゃつまらない。日々の生活を彩る、嬉しい情報を届けます。