おもてなし料理の定番といえばローストビーフ。お店で食べる特別な料理という印象が強いですが、もともとはイギリスの伝統的な家庭料理で、簡単に自宅で作ることができるんです。今回は、ローストビーフにピッタリのグレイビーソースのレシピも一緒に紹介します。いろいろなお肉料理に使えるので、作り方を覚えておくと便利ですよ。
目次
ローストビーフに向いている部位は?
ローストビーフは基本的に常温、もしくは冷やして食べるので、脂身の少ない赤身の部位を使います。最も一般的なのは、牛モモ肉です。程よく脂がのっていて弾力があるのが特徴で、初心者でも柔らかく仕上げることができます。適度な脂と柔らかい肉質を持つランプや肩ロースもローストビーフ向きの部位です。
できれば、お肉は国産のものを選んでください。外国産の牛肉と比べると脂の臭みが少なく肉質も柔らかいので、より美味しく仕上がりますよ。
レシピ
では、実際にローストビーフのレシピをご紹介していきましょう。
材料(4人分)
ローストビーフとグレイビーソースの材料を別々に書きます。
ローストビーフ
- 牛モモブロック 350g
- 塩コショウ 小さじ1/2
- サラダ油 大さじ1/2
グレイビーソース
- 玉ねぎ 1/2個
- 砂糖 大さじ1
- 醤油 大さじ2
- お酢 大さじ1/2
- ニンニクすりおろし 小さじ1
- オリーブオイル 小さじ1
作り方
ローストビーフを冷ましている間に、グレイビーソースを作ると効率的です。
ローストビーフ
<下ごしらえ>
・鍋にたっぷりのお湯を沸かす
・牛モモブロックは常温に戻す
お肉にまんべんなく塩コショウをして揉み込みます。外国産の牛肉やスジが多いお肉は、フォークで刺すことで柔らかくなります。
1 フライパンに油を入れて熱し、強火で焼き色を付けましょう。焼き色を付けるだけでOKなので、1面20秒が目安です。
フライパンは、ソース作りに使うのでそのままにしておいてください。
2 お湯がしみこまないように、念のためラップを2重にして包み、ジップロックにいれます。
3 できるだけ空気を抜きしっかり密閉しましょう。端からゆっくりと水をはったボウルに浸けると簡単に空気が抜けます。
4 沸騰したお湯の中に入れて3分ほど煮ます。お肉が浮かばないように上からお皿などで押さえてください。
5 火を止めて15~20分放置。お肉が薄い場合や、レアで食べたいという場合は15分でOKです。
6 鍋から取り出し、粗熱が取れるまで常温で冷まします。
7 食べやすい大きさにカットしてください。
カットしたては切り口が茶色っぽく火を通しすぎたように見えますが、徐々に肉汁が染み出し赤くなるので安心してくださいね。
グレイビーソース
1 玉ねぎをすりおろします。
2 肉を焼いたフライパンにオリーブオイル以外を入れます。
3 水気が少し飛ぶまで5分ほど中火で煮詰めます。
4 火を止めてオリーブオイルを回し入れ、よく混ぜ合わせます。
5 粗熱が取れたらソースの完成です。
まとめ
*牛モモブロック350gで、以下の完成写真の2.5倍のボリュームになります。
余ったローストビーフは生春巻きやサンドウィッチ、ローストビーフ丼と、アレンジを楽しめるのも魅力。
この記事ではグレイビーソースのレシピを掲載していますが、ポン酢やシーザードレッシングとも相性抜群なので、「ソースを作るのが面倒くさい……」という方は市販のソースやドレッシングも試してみてくださいね。