中国の正式名称は、中華人民共和国。ユーラシア大陸の東側に位置する広大な国土に約14億人の人口を抱えています。

首都は北京で、万里の長城や天安門広場、紫禁城などが有名ですね。ほかにも上海の大都市から雲南省の大自然まで、旅行者に人気の観光地は数え切れません。
目次
中国料理の特徴は?
中国料理は国土の広さゆえ料理の種類も多岐に渡りますが、では中国料理と中華料理との違いはなんでしょうか?
実は「中華料理」というのは、日本独特の呼び方なのです。中国の色々な地方の料理をまとめた総称であり、日本人向けにアレンジした料理にも使われます。一方、本場中国で食べられている本格的料理は「中国料理」と呼びます。

青椒肉絲(チンジャオロースー)は四川料理とも言われますが、日本では広東風の味付けの方がお馴染み。そこで今回は、オイスターソースを使った広東風の甘辛タイプでご紹介します。
ちなみに広東料理は中国南部の広州を中心とする料理のことで、「食は広州から」といわれるほど豊富な食材と調理法が特徴。海鮮類も多く使われるなど、日本人好みの食材や味付けが多いので、日本に定着している料理がたくさんあります。
例えば八宝菜や焼売、蟹玉に飲茶、酢豚など良く知ってるものばかりですよね。
青椒肉絲のレシピ
「青椒」は辛くない唐辛子、ピーマンやシシトウを意味していて、「絲」は細切りのこと。そして日本では牛でも豚でも同じ名前で呼ばれることが多いのですが、青椒肉絲では豚肉を使うのが一般的。牛肉を使う場合は「青椒牛肉絲(チンジャオニウロースー)」、鶏肉なら「青椒鶏丁(チンジャオチイテン)」と名前が変わるんですよ。
とにかくピーマンが美味しくたくさん食べられる青椒肉絲、タレを作ってしまえばとても簡単で、お弁当のおかずにもおすすめです。
材料(2人分)

- 豚肉(細切り) 200g ※
- ピーマン(細切り) 5個
- たけのこの水煮(細切り) 150g
- 長ネギ(みじん切り) 15cm
- こしょう 少々
- ごま油 大さじ1
※肩ロースやモモなど
<A>
- にんにく(すりおろし) 1かけ
- 生姜(すりおろし) 1かけ
- オイスターソース 大さじ3
- 醤油 大さじ1
- 紹興酒(日本酒で代用可) 大さじ1
- ごま油 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 片栗粉 小さじ2
作り方
1<A>を混ぜ合わせておく。
2豚肉に<A>のタレを大さじ3ほど加えてもみこみ、10分ほどおいて下味を付ける。
3フライパンにごま油と2の豚肉をほぐすように入れて中火で熱し、豚肉の色が変わったらたけのこの水煮・ピーマンの順に加える。
4ピーマンがしんなりしてきたら長ネギを加え、さらに残りのタレを全て回し入れて強火で一気に絡めて出来上がり。

ポイント
- 切り方を揃えるのが良い食感を生み出すコツです。
- 豚肉の場合は10分以上タレをつけておいても問題ありませんが、牛肉を使う場合は肉から旨味が逃げてしまうので5分程度にしてください。
- 肉は好みの食感によって切り方を変えます(筋と平行=食感あり、筋に垂直=年配の方でも食べやすい食感)。