
今回はその中から、函館の本格中華「元町八花倶楽部」さん考案の「じゃがいもの冷製ポタージュ(ヴィシソワーズ)」を、レシピ通りに実際に作っていく様子と、作ってみた感想をお伝えしていきます。
ヴィシソワーズといえば洋食のイメージですが、まさかの中華風!
仕上げの山椒が絶妙でしたので、ぜひ作ってみてくださいね。
目次
材料(2人前)

- 牛乳 150ml
- 玉ねぎ(薄切り) 100g
- じゃがいも 500g
- 鶏ガラスープ 50ml
- 生クリーム 50ml
- バター 20g
- 塩 少々
- こしょう 少々
- 粉山椒 少々
なるほど、鶏ガラスープなのか!という感じですね。
本来のヴィシソワーズはポロネギですが、このレシピでは玉ねぎです。
じゃがいもは、ミキサーで潰しやすい大きさであればOKですよ。
作り方
1じゃがいもは皮を剥いて茹で、ザルに上げ粗熱をとっておく。

ここは電子レンジでもいい、と、思います。たぶん!
2中火のフライパンにバターを溶かして玉ねぎを入れ、火加減を見ながら焦がさないようすき通るまで炒める。

玉ねぎはあっという間に焦げますので、ご注意!
3炒めた玉ねぎとじゃがいもをミキサーにかけ、牛乳を何回かに分けて加えながら攪拌する。

今回はハンドブレンダーを使っています。牛乳を多めに入れると飛び散るので、フタの閉まらないハンドブレンダーの場合はより慎重に牛乳を加えましょう。
この時点でも、充分美味しそうなマッシュポテトです。
43をザルで濾しながらボウルに移す。

これはもう、本当に!本当に!大変でした!!!
さつまいもを裏ごしたことがある人は多いと思うのですが、それよりもっと柔らかいので手ごたえがないんです。かといって、プリン液みたいにある程度自然に濾されるわけでもない。とにかく、ものすごく腕が疲れます……。
今回は撮影していたのでがんばりましたが、「自宅用なら、濾さなくていいんじゃない?」という悪魔のささやきが何度も聞こえました。

こちらが濾した後。さすがになめらか!
5ボウルに鶏ガラスープ、生クリーム、塩、こしょうを加え、滑らかになるまで混ぜ合わせる。

さっきの苦労を思うと、楽々の工程。ホイッパーのほうが混ぜやすいです。
じゃがいもの品種のせいか茹で具合のせいか、分量通りでは「ゆるめのマッシュポテト」状態だったので、牛乳と鶏ガラスープを30mlずつ足しました。
このあたりは味見しながらでいいと思います。
6冷蔵庫で1時間ほど冷やす。

冷やさず、温かいままでもいただけます。
そのときは、バターを少し多めにするとコクが出て美味しくなるそうですよ。
7器に盛り、粉山椒をかけたら完成。

鶏ガラスープベースのヴィシソワーズ、それだけではそこまで「中華感」はありませんが、粉山椒をかけると一気に中華になりました。
粉山椒なしでもとても美味しいので、お子さんにもおすすめです。
本格レシピは、ほかにも!
この動画では、スープ以外に2品、牛乳を使った以下のお料理をご紹介しています。

こちらは「麻婆豆腐グラタン」。ラザニアなどでミートソースとホワイトソースを重ねることはありますが、ミートソースではなく麻婆豆腐と重ねるんです。斬新!

こちらは「グラタン春巻き」。海老グラタンを春巻きにしてあるのですが、ベースは鶏ガラスープ、しめじも入っているのでかなり中華風のグラタンです。
グラタンを作るのも春巻きを作るのも面倒ですが、これは食べたい!
また下記の2動画も、元町八花倶楽部さんの中華の技が生きたレシピ動画です。ぜひ、あわせてご覧ください。
玉子レシピ3品:https://youtu.be/tYQUphkT3RI
トマトレシピ3品:https://youtu.be/XKe6zXqxuzU
レシピ提供店:元町八花倶楽部


函館の伝統的建造物保存地区にある、元町八花倶楽部。お店の建物も風情があると評判です。名物はあんかけ焼きそばだそうですが、函館の新鮮食材を使ったメニューも食べてみたいところ!
住所:北海道函館市元町17-10
電話番号:0138-83-8345
営業時間・定休日:営業予定はInstagramにてご確認ください。
公式サイト(Instagram):https://www.instagram.com/hakkakurabu/
Route×Foodについて
Route×Foodの取り組みは、社会貢献も兼ねています。
詳細については、こちらの記事もぜひご覧ください。
「おいしい」で笑顔プロジェクト(YouTube再生リスト):
https://www.youtube.com/playlist?list=PLiWiVZ-KxNlzD2UM9uCwbCpbJwjTL629q
プロジェクト紹介記事(hitotema):
https://hito-tema.net/special-feature/11452