岩手県盛岡市は麺グルメが有名で、わんこそば、盛岡冷麺、そして盛岡じゃじゃ麺が「盛岡三大麺」と呼ばれています。
その中でも旨味たっぷりの肉味噌が乗った盛岡じゃじゃ麺はボリューム満点!
麺をしっかり冷やせば、真夏のお昼ご飯にもぴったりです。
この記事では、盛岡じゃじゃ麺のレシピや特徴をまとめました。盛岡じゃじゃ麺を自宅で味わいたい方はぜひ参考にしてください。
目次
盛岡じゃじゃ麺ってどんな料理?
まずは、盛岡じゃじゃ麺の特徴をご紹介します。
発祥
盛岡じゃじゃ麺は、盛岡市内に4つの店舗を構える「白龍(パイロン)」の創業者、髙階貫勝(たかしなかんしょう)さんが生み出しました。髙階さんが戦前に旧満州で食べた炸醤麺(じゃーじゃー麺)を、盛岡市民の舌に合うようにアレンジしたのです。
出典:http://www.pairon.iwate.jp/
平打ちの麺を使う
盛岡じゃじゃ麺はうどんに近い麺で、平たい形状をしているのが特徴です。
自宅で作る際は、平打ちうどんを使用するとよいでしょう。
定番のトッピング
じゃじゃ麺のトッピングで欠かせないのが、濃厚な肉味噌。そして、刻んだ長ねぎと千切りきゅうり、すりおろしにんにくを乗せるのが定番です。
全てのトッピングをしっかりとかき混ぜて食べるのが正しい食べ方。もちもちの麺や野菜に肉味噌が絡み、奥深い味わいになります。
〆は「チータンタン」
盛岡じゃじゃ麺と切っても切り離せない存在なのが、「チータンタン」というスープです。盛岡じゃじゃ麺を食べ終わった器に生卵を割り入れたら麺のゆで汁を注ぎ、塩こしょうとラー油で味を調えます。
地元の人のほとんどが、チータンタンを注文するそうですよ。
盛岡じゃじゃ麺のレシピ
盛岡じゃじゃ麺のことを知ったところで、自宅で作れるレシピをご紹介しましょう。
材料(2人分)
- 平打ちうどん 2束
<肉味噌>
- 豚ミンチ 100g
- 赤味噌 大さじ3
- 砂糖 大さじ1
- めんつゆ(2倍濃縮)小さじ2
- 干し椎茸 大2枚
- おろしにんにく 少々
- おろししょうが 少々
- 酒 小さじ2
- ごま油 大さじ1/2
- サラダ油 適量
<トッピング>
- 長ねぎ 10cm
- きゅうり 1/2本
- おろしにんにく お好みで適量
- 紅しょうが お好みで適量
<チータンタン用>
- 卵 2個
- 塩こしょう お好みで適量
- ラー油 お好みで適量
作り方
下準備
- 干し椎茸は前日に、100mlほどの水に入れて戻します。夏場は傷まないよう、冷蔵庫の中で保管します。戻し汁も使うので捨てないでください。
- 卵は常温に戻しておきます。
肉味噌
1水で戻した干し椎茸を細かくきざみます。
2赤味噌、砂糖、めんつゆを混ぜ合わせます。
3フライパンにサラダ油を入れておろしにんにく、おろししょうがを入れたら火にかけます。
4香りが立ったら豚ミンチを入れてほぐしながら炒めます。
51を加えて混ざったら、酒と椎茸の戻し汁(全量)を入れます。
6沸騰したら2を加え、ドロっとするまで水分を飛ばします。
7火を止めてごま油を馴染ませたら、肉味噌の完成です。
盛り付け
1長ねぎは粗めのみじん切りにします。
2きゅうりは太めの千切りにします。
3平打ちうどんを茹で、流水で冷やして器に盛ります。茹で汁はチータンタンで使用するので、捨てないでください。
4平打ちうどんの上に長ねぎときゅうり、肉味噌、お好みで紅しょうがとにんにくのすりおろしを乗せます。
5よくかき混ぜてから食べます。
チータンタン
1麺と肉味噌を少しだけ残した状態で、常温の卵を割り入れます。
2卵をほぐしたら熱々のゆで汁を注ぎます。
3お好みで塩こしょうとラー油を入れて味を調えたら完成です。
暑い日は冷やして、寒い日は温かいままで
今回は茹でた麺を一度冷やしましたが、温かいまま盛り付けてもOKです。
暑い日には冷やして、寒い日には温かいまま食べてください。
また、かき混ぜるとお世辞にも美しい見た目とは言えませんが、もちもちの麺、ねっとりとした肉味噌、シャキシャキのきゅうりが一口で楽しめますので、思いっきりかき混ぜてから食べるのがポイントです。