家庭で簡単に作れるパスタといえば、ナポリタン。一見簡単そうですが、実際に作ってみるとべチャッとしたり酸味が強かったりと、残念な仕上がりになることがありませんか?
そんな方も5つのコツを知れば喫茶店で出てくるような優しい味わいのナポリタンが作れるんです!
この記事では、昔懐かしいナポリタンのレシピを紹介しています。今日のランチにさっそく作ってみてください。
目次
ナポリタンをお店の味に仕上げる5つのコツ
実際にナポリタンを作る前に、コツを確認していきましょう!
1具材は3種類

いろいろな具材を入れた方が美味しそうに感じますが、お店のパスタはどうでしょうか?多くの場合、3種類くらいの具材しか入っていませんよね。
パスタ料理は、パスタ本来の小麦の香りとソースの味を楽しむために、具材はシンプルにした方がお店の味に近づきます。
2太めのパスタを表示時間プラス1分茹でる

パスタはいろいろな太さのものがありますが、ナポリタンは太めがおすすめ。お好みに合わせて、1.8~2.0mmのパスタを選びましょう。粘度の高いケチャップソースが太いパスタによく絡みます。
また、パスタはアルデンテに茹でてプリっとさせることが多いですが、逆にナポリタンは表示時間よりも1分長く茹で、もっちりとした食感を楽しみましょう。
3にんにくの香りをオリーブオイルにうつす

ケチャップがべースのナポリタンは、お子さま味になりがち。そこで、野菜を炒めるオリーブオイルににんにくの香りをうつして、香り豊かなナポリタンに仕上げます。
にんにくの香りをオリーブオイルにうつすときのポイント
1にんにくは皮をむいたら香りが出やすいように包丁の腹で潰します。
2常温のオリーブオイルににんにくを入れてから火をつけます。
3オリーブオイルは120度を超えると香りが飛ぶので弱火でじっくり炒めます。
4ケチャップにしっかりと火を通す
ケチャップには水分が多く含まれているため、最後に投入するとべチャッとした仕上がりになります。
ケチャップは、パスタを入れる前にフライパンでじっくり火を入れて水分を飛ばしましょう。このひとてまをかけることで、濃厚で酸味がマイルドなケチャップソースになります。
5仕上げにバターを入れる
バターを入れることでコクと香りがプラスされ、深みのある味わいになります。ポイントは、バターの香りが飛ばないように一番最後に火を止めてから馴染ませることです。
喫茶店で食べるナポリタンのレシピ
コツを確認したら、さっそくナポリタンを作っていきましょう。

材料(2人分)
- パスタ 200g
- ウィンナー 3本
- 玉ねぎ 1/2個
- ピーマン 2個
- オリーブオイル 大さじ1
- にんにく ひとかけ
- 塩こしょう 適量
- バター 10g
- 粉チーズ お好みで
- パセリ お好みで
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- ケチャップ 大さじ7
- ウスターソース 大さじ1/2
- 砂糖 小さじ1と1/2
作り方
1鍋を火にかけ沸騰したら、塩をひとつまみ(分量外)入れます。
2ウィンナーを斜めにスライスします。
3玉ねぎとピーマンを細切りにします。
4にんにくの皮をむき、包丁の腹で軽く潰します。

5フライパンにオリーブオイルと4 を入れて弱火にかけます。

このくらいで、パスタを茹で始めます。
6にんにくの香りが立ったらにんにくを取りだし、2と3を入れて中火で炒めます。
7野菜に8割ほど火が入ったら端によけて、空いたところに<A>を入れて煮詰めます。

8水分が飛んで色が濃くなったら、よく湯切りをしたパスタを入れて絡めます。
9味見をして、塩こしょうで味を調えます。
10火を止めて、バターを馴染ませたら完成です。

ケチャップを煮詰めてマイルドで濃厚なソースに
酸味がまろやかで濃厚なナポリタンを作るためには、
- 太めのパスタでもっちり食感を出します
- ケチャップをしっかり煮詰めます
- にんにくを入れて香りをプラスします
特にケチャップの水分をしっかりと飛ばすのは重要です。
この記事で紹介したコツを守って、美味しいナポリタンを作ってくださいね。