4月の風物詩 #和菓子女子の日記

四月の風物詩 #和菓子女子の日記

4月の異名は卯月(うづき)。「卯」の字は干支のうさぎを意味するので、なぜだろう?と思っていたのですが、卯の花が咲く季節であることから名付けられたと考えられています。また、卯月の「う」は「初(うい)」や「産(うぶ)」を意味し、農業の始まりを意味する、という説もあります。

卯の花
(画像出典)PIXTA

卯月の他に「種月(うえつき)」、麦にとって収穫の秋であることから「麦秋(ばくしゅう)」、東北や北海道ではまだ桜を楽しめることから「花残月(はなのこりづき)」などの呼び方があります。「花残月」はとても日本らしい余韻を楽しむ美しい言葉だなと感じました。

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お花見

お花見、といえば桜。3月下旬から桜前線が上昇していき、東北〜北海道はこれから見頃を迎えます。

お花見

桜はあっという間に散ってしまいますが、桜以外にもたくさんのお花が咲き始めます。例えばチューリップ。菜の花にクレマチス、ネモフィラ。桜祭りにチューリップ祭りなどのイベントも各地域で開催され、ワクワクする春がやってきたな〜!と実感します。

そして、お花見のお供といえばやっぱりおだんごですが、春はおだんごだけでなく桜餅に草餅と和菓子の種類もグッと増え、和菓子の季節といっても過言ではありません。ピンクや緑、みているだけで元気になるかわいさ満点の和菓子を楽しめるのもこの季節のお楽しみです。

桜餅とお花見団子
(画像出典)PIXTA
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どら焼きの日

4月4日はどら焼きの日。3月3日の桃の節句と5月5日の端午の節句に挟まれていることから制定されました。

日付けの語呂合わせから、4と4を合わせてしあわせ(4合わせ)、どら焼きを食べてみんなでしあわせになろう、という意味も込められているんだそう。由来を聞くだけで楽しくなってしまう、なんともハッピーな記念日です。ぜひ4月4日はどら焼きをたべてハッピーになりましょう。きっと元気に笑顔になるはずです。

どら焼きの日
(画像出典)せせ日和

さらに4月4日はあんぱんの日でもあります。こちらは明治天皇にあんぱんを献上した日が由来なんだそう。ちなみに、明治天皇に献上されたあんぱんは真ん中に桜の塩漬けがのせられた桜あんぱん。この季節にぴったりです。

4月4日はあんこ好きにはたまらない、あんこづくしな1日です。

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ゴールデンウィーク

4月29日の昭和の日からゴールデンウィークが始まります。“ゴールデン”という名前がつくだけでなんだか特別な感じがしてワクワクします。桜の時期が終わると和菓子は春から夏のお菓子へと準備が進みます。

こどもの日に向けて、4月後半から段々と柏餅やちまきが和菓子屋さんに並び始めます。和菓子は季節感を感じられるのが魅力ですが、大好きなものもその季節だけしか食べられないのはちょっと寂しいな、とも感じています。私にとってその代表例が柏餅。年中食べたいほど好きなのにこの時期しか買えないので、この時期は食べ逃すことなくしっかり食べます。

柏餅
(画像出典)せせ日和

柏餅といえば、京都で初めて食べた”みそあん”の柏餅を思い出します。黄金色の味噌餡はとろっとなめらかで一口で虜になってしまいました。おなじみの和菓子でも地方によって全く異なる和菓子として出会えるのも和菓子の魅力です。

まとめ

まとめ

毎月の風物詩をお伝えするこの連載もあっという間に1周してしまいました!今月はどんな行事があるのかな?と毎月ワクワクしながら書いていました。知らない行事に出会えたり、知っている行事の由来を知ることができたり、新しい発見ばかりでした。

ここには書ききれなかった行事、それにまつわる食べ物などまだまだたくさんあると思います。これからも日々は続いていきます。忙しい毎日ですが、少しでも季節を感じながら、過ごしていけたらいいな。1年間読んでくださりどうもありがとうございました!

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