こんにちは、和菓子コーディネーターのせせなおこです。
8月がやってきました。7月は夏本番!というイメージですが、8月になると少しずつ秋らしさを感じるようになると同時に、昔の名残なのか、夏休みの終わりを感じて少し切なくなる月でもあります。
とはいえまだまだ暑さが続き、油断はできません。
秋に想いを馳せつつ、夏を味わい尽くしましょう!
目次
8月の呼び名
旧暦の8月は今の9~10月くらいのこと。
葉っぱが落ちる時期であることから「葉落ち月(はおちづき)」と呼ばれていたのが「葉月」になったのではないか、といわれています。また、稲穂が実り、穂が張る季節であることから、「張り月」が「葉月」になったという説もあります。
いろんな説がありますが、自分だったらどんな名前にするかな?どんな理由にするかな?と想像してみるとより一層季節を楽しめそうです。

夏の音楽
どの季節もそれぞれに合わせた曲がリリースされますが、中でも夏の曲は元気なエネルギッシュなものが多く大好きです。バテてる場合じゃない!もっと楽しまなきゃ!懐かしい曲から最新曲まで詰め込んだ夏のプレイリストを作ったりして歌って踊って楽しんでいます。
お盆
お盆といえば、親戚が集まる夏休みの一大行事でした。
お盆休みに帰省する時、久しぶりに会える家族へのお土産を何にしようか考えるのも楽しみの一つ。お盆の時期になると、家の近くの商店街に飾り付けがされたり、夕方には盆踊りの音楽が聞こえてきたり。街全体がテーマパークになったような、お盆の意味を知らなかった小さい時でも、いつもとは違う街の様子にそわそわしながらも非日常感を楽しんでいたように思います。

我が家ではおばあちゃんが「お盆だんご」というお団子を作ってお供えしていました。地域や各家庭でいろんな風習がありますが、ご先祖様を思うその気持ちはどこの地域でも大切にされているんだなぁと優しい気持ちになります。

そして、お盆の一番の楽しみは花火大会!赤に黄色、青。キラキラとした花火が夜空に打ち上がり、ドンっと響く音。華やかなのになんだかしみじみしてしまう趣に日本らしさを感じます。
この時ばかりは「あぁ、日本人でよかったなぁ。」なんて思ったり。今年も多くの場所で中止されていますが、来年こそは、夜空に弾ける大きな花火を見たいものです。
旬の食べ物

夏の食材は元気になるものが多い気がしています。真っ赤なトマトにスイカ。緑のきゅうりやピーマンも元気いっぱいです。
夏はスイカを食べて育った、と言われるほど小さい頃はスイカが大好物でした。食べる楽しみはもちろんのこと、スイカの形のお菓子やスイカの柄などを見つけるだけでとても涼やかな気持ちになります。
ついつい見落としがちな枝豆も夏の食べ物。この時期のビールと枝豆はたまりませんよね…!!東北地方では枝豆をあんこにしたお菓子がたくさんあります。“ずんだ”や“じんだ”とも呼ばれ爽やかな風味と味わいを楽しめます。綺麗な緑に癒されてくださいね。
また、とうもろこしも大好きな夏の味わいの一つ。こんがりと焼いてバター醤油で食べるのが好きです。北海道に行った時、そんな大好きなとうもろこしを使ったお菓子を発見!

あんこの中にとうもろこしが入っていて、プチプチとした食感を楽しむことができます。
生産量1位の北海道ならではのお菓子!また北海道に行きたいなぁ…!
まとめ
春が来て、お花見をしたかと思ったらあっという間に夏がやって来て、そして秋がやって来ようとしています。1日、1日は長く感じても季節が巡るのは本当にあっという間です。
猛暑や台風など不安定な天気も多い8月。あまり急ぎすぎずに、頑張りすぎずに。疲れた時はおやつを食べて一息ついて、日々健やかに過ごしてくださいね!