七月の風物詩 #和菓子女子の日記

七月の風物詩 #和菓子女子の日記

こんにちは、和菓子コーディネーターのせせなおこです。
夏がやってきました!学生時代は1年の中でずば抜けて夏が大好きだったのですが、ここ最近の暑さはさすがにこたえてしまいます…。とはいえ、やっぱり夏は大好きな季節。アイスにかき氷、海にスイカに夏ソング!今月はどんな1ヶ月が待っているでしょうか!元気よく!張り切っていきましょう!

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7月の呼び名

7月は文月(ふみづき、ふづき)と呼ばれます。もともとは「文披月(ふみひらきづき)」と呼ばれていて、書物や衣服を虫干しする季節でした。また、稲の穂ふくらむ月「含み月」から「文月」になった、という説もあります。

他にも、七夕がそのまま名前についた「七夕月(たなばたづき)」や女郎花の花が咲く季節であることから「女郎花月(おみなえしづき)」とも呼ばれます。

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今年は晴れるかな?七夕

7月といえばやっぱり七夕!と思っていましたが、地域によっては旧暦に合わせて8月に行うところもあります。七夕の日にちが違うのを知った時、衝撃を受けました。

(画像出典)PIXTA

七夕は1年に一度だけ会うことが許された織姫と彦星の特別な日。もともと中国では機織りの上手な織姫にあやかり、手芸の上達を願っていました。これが日本に伝わって、「七夕の節句」となったんだそう。

笹に短冊を飾る風習は日本だけのもので、江戸時代に確立したと考えられています。雨が降ると織姫と彦星が会えないとされていますが、韓国では雨は織姫の嬉し泣き、と考えられているんだそう。同じ七夕でも国によっていろんな捉え方があるようです。

笹に飾られた短冊にかかれたみんなの夢や願いを見るととてもほっこりした気持ちになります。今年は何をお願いしようかな?

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元気に盛り上がろう!お祭り

夏といえば各地でお祭りも多く開催されます。老若男女、その地域の人がみんなで盛り上がる姿は、見ているだけで元気をもらえます。

和菓子もお祭りを盛り上げる大事なアイテムの一つです。

例えば、日本三大祭の一つ、京都の祇園祭。1,000年以上の歴史があり、疫病退散を願うお祭りです。7月1日から1ヶ月間開催されます。

祇園祭をモチーフにした和菓子も販売され、様々な和菓子を見るだけでとても楽しい気分になります!

福岡の博多祇園山笠は例年7月1日から15日まで開催されます。こちらも元々は疫病退散の行事として始まりました。博多祇園山笠では「祇園饅頭」が販売されます。このお饅頭の製造・販売を許されているのは3つのお店だけ。食べ比べるもよし、お気に入りを買うもよし。お饅頭を食べるのも大事なお祭り行事です。

もちろん他にも各地でお祭りが開催されます。多くのお店でお祭りをモチーフにした和菓子が販売されているので、ぜひ探してみてください。

今年は例年通りにお祭りが開催されないところもまだまだ多いですが、せめて和菓子で気分をあげたいところ。早く今までのようにお祭りができるようになればいいな、と祈るばかりです。

気持ちを贈り合う、お中元

「もしもらえるんだったらどれがいいかな〜?」

夏が近づくとデパートやスーパーなどにお中元コーナーが設けられます。和菓子屋さんも例外ではなく、お中元セットや詰め合わせ、カタログも夏仕様に。

いろんなところの冊子を集めてきて、自分が欲しいものを探すのは毎年の楽しみです。

お中元はもともと中国にあった「三元」という文化に由来します。1月15日の上元、7月15日の中元、10月15日の下元のうち中元だけが日本に残ったとされています。

贈る時期は地域によって異なりますが、関東では7月初旬から15日までが一般的。もらった人はもちろん、贈る側も嬉しくなるような、「残りの半年も元気に過ごしましょう!」そんな気持ちを込めて、贈り合いたいものです。

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元気をつけよう!土用の丑の日

土用の丑の日といえばうなぎ。実は江戸時代に旬ではない鰻が売れ残ったことから「どうにか売れる方法はないだろうか?」というのをきっかけに、夏バテ解消に「う」のつく鰻を食べよう!と生まれました。これを考えたのは、なんと平賀源内だという説もあります。

土用餅
(画像出典)せせ日和

あまり知られていませんが、和菓子屋さんでは「土用餅」が売られています。これはあずきには厄除けの力があるということから、あんころ餅を食べて無病息災を願う、という意味が込められています。

お餅にあんこがのったシンプルなもの。近くのお店にない場合はおうちで作ってみてもいいかもしれません。

まとめ

年々暑さが増している夏。暑い暑い、といっても始まりません。子供の頃の夏休みのように「思いっきり楽しんでやるぞ!」と意気込んでいます。熱中症になるのだけはくれぐれも気をつけて、楽しく夏を過ごしましょう!

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