本物のロンドンバスに泊まれるって、知っていますか?
それは石川県白山市にある「ロンドンバスホテル」。
バスはイギリスで実際に使われていたものですが、内部は改装されてキッチンスペースやシャワー、トイレ、エアコンも完備。
つまり、本当にロンドンバスがホテルになっているんです!
今回は実際に泊まった時の様子をレポートします。
目次
突然現れる、真っ赤なロンドンバス

ロンドンバスホテルがあるのは、石川県白山市の住宅街。
そこに突然現れ、静かに佇むロンドンバスホテル。目に飛び込んできた瞬間、「ほんとにあった~!」とテンションが上がります。

バスの隣にある電話ボックスは、受付。
非接触チェックインですが、必要なときはオーナーさんとはすぐに連絡が取れるので安心です。

ユニオンジャックに彩られた自動販売機。お茶やジュース、スナック菓子がリーズナブルな価格で買えます。
バスの面影を残しつつ、全面改装
電話ボックスで鍵を受け取ったら、いよいよバスの中へ!
1階は水回りとリビング

1階右手側は、簡易的なミニキッチン。流し台と冷蔵庫、電子レンジがあります。写真には写っていませんが、電気ケトルも。
本格的なお料理は難しいですが、コーヒーを入れたりレトルト品を調理したりするくらいは充分にできます。

奥に進むと、リビング。真っ赤なシートやタータンチェックのクッションでコーディネートされています。
キレイにリノベーションしてあるとはいえ、元はバスなので段差があったり、天井が低い部分があったりします。小さいお子さまや背の高い人は、ちょっと注意してください。


トイレと手洗いのスペースは壁紙が派手でかわいい!
シャワーブースも清潔で、狭すぎずゆったりとした空間です。
2階はベッドルームとフリースペース

ロンドンバスといえば、2階建て。もちろん、2階にも行けるようになっています。

後方部分は小上がりになっており、ここは寝室です。
こちらも天井の高さには注意が必要ですが、バスの中でゴロゴロできるという特別感に心が躍ります。

ここは2階の前方。バスの座席がそのまま残されているので、乗車気分も味わえますよ。※これは座席の背もたれの後ろから撮影しています。
運転席もある!

気になる運転席、もちろんあります!
さすがにバスは動かせませんが、運転席に座ることはできます。

運転席の内側には救急箱があり、簡単な救急セットが入っていました。現役で使われているというのが、なんだか嬉しく楽しい!
石川の海の幸も、車内で堪能!

宿泊プランは素泊まりのみなので、食事は自由。
外食も考えたのですが、今回はできるだけ長くバス内にいたいと思い、スーパーでお刺身やお惣菜を買ってくることにしました。
さすが石川県、小ぶりとはいえズワイガニが380円、お刺身パックも200円台からあり、豪華な海鮮パーティーとなりました!
小舞子海水浴場も徒歩すぐ

白山市は、白山連峰、石川県最大の河川である手取川、日本の渚百選に選ばれた小舞子海水浴場のある自然豊かな土地。
ロンドンバスホテルは小舞子海水浴場から徒歩5分ほどなので、夏は気軽に海水浴も楽しめます(花火は推奨されていません)。
感動が朝まで続くロンドンバスホテル
「いま、バスの中にいるんだね」
くつろいでいる時、食事中、寝る前、起床時……、何度となくそんな会話をしました。普段ならあり得ない非日常を体験しているという感覚には、楽しい感動がありました。
金沢から車で1時間もかからない場所ですので、金沢旅行の際に足を延ばすのもおすすめです。
基本情報
所在地:石川県白山市湊町2−81
電話番号:080-9164-5115
宿泊人数:4人まで
公式サイト:https://wooddylondonbushotel.com/
Instagram:https://www.instagram.com/londonbushotel/
【当取材記事につきまして】
hitotema編集部スタッフが有料で宿泊後、掲載許可を得て記事を作成しました。