新茶の季節がやってきた!界 霧島で味わう「霧島新茶滞在」プラン

【終了】新茶の季節がやってきた!界 霧島で味わう「霧島新茶滞在」プラン

こんにちは、和菓子コーディネーターのせせなおこです。

桜の花も散り、元気な葉っぱが青々としげる季節となりました。元気な葉っぱを見ると、なんだかこちらまで元気をもらえます。植物が元気にスクスクと育つこの季節、和菓子には欠かせない“お茶”も旬を迎えます。

ちょっと敷居は高くても、とにかくおいしいお茶を堪能したい!
そんな時に見つけたのが、お茶の収穫量全国第一位を誇る鹿児島にある「界 霧島(かい きりしま)」の“霧島新茶滞在プラン”です。

リード
(画像提供)界 霧島

“霧島新茶滞在プラン”は2023年4月20日から6月20日までの間のみ楽しめる、1泊2日の霧島茶に特化した限定プラン。
鹿児島では日常的に緑茶を飲む文化が浸透しており、「茶いっぺ飲んでいっきゃんせ(お茶を一杯飲んでいきなさい)」という言葉まであるほど。

私は以前鹿児島に住んでいたこともあり、「鹿児島のお茶をこんなにも堪能できる素敵なプランがあるなんて!」と、とてもわくわくしました。そして、「このプランをもっと多くの方に届けたい」と思い、プランを考案された界 霧島サービススタッフの岩城さんにお話を伺いました。現地に泊まりに行った気分でお読みください。

岩城さん
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お茶づくしな体験の始まり

ホテルにチェックインすると、出迎えてくれるのは、霧島茶のウェルカムドリンク。一息ついた後は、絶景を望む客室露天風呂で湯浴。新茶「さえみどり」の冷茶ボトルで水分補給をしながら、入浴できます。

さみどり
(画像提供)界 霧島

岩城さん「このプランが始まったのは去年のこと。もっと霧島茶の魅力を知ってほしい!とできたプランです。霧島茶は、九州南部の温暖な地域でありながら、山麓の昼夜の寒暖差があり、朝霧の立つ霧島独自の自然環境の中で育ちます。品評会などでも数々の賞をいただいており、品質としても自信のあるお茶となっています。霧島は漢字にもあるように霧の多い地域。霧が日光を遮り、自然のカーテンの役割を果たすことで、渋みを和らげます。そのため、香り高く、旨味のあるお茶へと育つのが特徴です。」

遠景
(画像提供)界 霧島

お風呂から上がると、このプランの目玉でもある霧島茶8種×焼酎のペアリングの時間です。

岩城さん「霧島茶とのペアリングを考えた際に、“一風変わった他にはないものを提供したい”という思いから、お菓子や食べ物ではなく、本格焼酎と合わせることを考え、お茶と焼酎のペアリングが生まれました。」

焼酎と組み合わせる霧島茶は“ゲンセン霧島茶”。霧島の食にまつわる優れたものが選ばれる“ゲンセン霧島”に認定されている7つのお茶農家と霧島市が協力して、霧島茶8種類を統一のパッケージで開発した商品です。

ゲンセン霧島茶

合わせる焼酎は芋焼酎7種類と黒糖焼酎1種類で、茶葉に合わせて各焼酎蔵の杜氏が選出。窓一面に霧島高原と桜島の絶景が広がる特別室で、スタッフから8種類それぞれの魅力を聞きながら味わいます。鹿児島県の特産品を組み合わせた、新しいお茶の楽しみ方です。

岩城さん「ペアリングの前にまずはお茶本来の味を楽しめるよう、それぞれの適温で淹れたお茶をテイスティングしていただきます。その後、本格焼酎と合わせたペアリングを体験。お茶、焼酎、どちらの良さもしっかりと伝えられるような組み合わせになるよう、ペアリングを作る際に大事にしたポイントです。」

そんなお茶×焼酎の8種類のラインナップはこちら!

お茶×焼酎
(画像提供)界 霧島

001 煎茶(空港製茶)×なかむら(中村酒造場)
飲み方:ストレートとお茶(温)
「なかむら」のまるで蜜のような角の取れた甘味とまろやかさの余韻に、お茶のパンチのある焙煎香が重なるコーヒーとデザートのような組み合わせ。

002 煎茶(末重製茶)×朝日(朝日酒造)
飲み方:お茶割(冷)
黒糖焼酎「朝日」の穀物的な柔らかい甘さとお茶のクリーミーな甘さの後味がマッチする組み合わせ。

003 煎茶(有村製茶)×女王蜂(国分酒造)
飲み方:ロックとお茶(温)
華やかでスッキリとした風味の「女王蜂」をロックで飲んだ後に、さっぱりとした風味のお茶をチェイサーで飲むことにより、焼酎の余韻を残しつつきれいに口の中を洗い流してくれます。

004 煎茶(西芳香園製茶)×すんくじら(杜氏の里 笠沙)
飲み方:お茶割(温)
辛口で引き締まった飲みごたえと黒麹のコクがある「すんくじら」に、焙煎香のある香ばしさが深みを加える組み合わせ。

005 煎茶(今吉製茶)×萬膳庵(万膳酒造)
飲み方:ストレートとお茶(冷)
華やかな香りと共に柔らかく上品な甘味が口中に広がる「萬膳庵」を味わった後の、爽やかなお茶の風味は、焼酎の邪魔をせずに口の中をさっぱりさせてくれます。

006 抹茶(ヘンタ製茶)×蔓無源氏 原酒(国分酒造)
飲み方:ロックと抹茶(冷)
濃い味わいで甘みのある「蔓無源氏」が、有機抹茶の濃厚で爽やかな苦みを引き立てます。よく冷やすことで濃厚な味わいの組み合わせをすっきりと楽しめます。

007 紅茶(松山産業)×赤芋仕込み 明るい農村(霧島町蒸留所)
飲み方:紅茶割(冷)
有機紅茶のリンゴのような上品な甘味と赤芋仕込みの「明るい焼酎」が醸すフルーティーさが合わさって、より芳醇な香りと柔らかな口当たりが楽しめます。

008 煎茶(ヘンタ製茶)×伝(濱田酒造)
飲み方:ストレートとお茶(温)
柔らかな飲み口で、洗練された潤いのある後口に芋の残り香がしっかりとしている「伝」に、玉露のような密度あるお茶のうまみが合わさることで、うまみのぶつかり合いを楽しめます。

岩城さん「私のおすすめは<抹茶(ヘンタ製茶)×蔓無源氏 原酒(国分酒造)>の組み合わせです。蔓無源氏 はフルーティーな味わいとお芋の香りが特徴のお酒。そこに抹茶を合わせることで、まるで抹茶と和菓子を味わっているような体験ができます。焼酎が苦手な方にもおすすめな組み合わせです!」

8種類のうち4種は蔵元さんが考案し、残りの4種は界 霧島の焼酎に詳しいスタッフの方が考案。約1ヶ月の時間をかけて、悩んだ末にこのペアリングが完成しました。お茶請けには、新茶の時期ならではの新茶のおひたしや鹿児島名産の黒糖が用意されています。

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飲むだけじゃない!とことん疲れを癒してくれるお茶の実力

ご当地の食材を取り入れた夕食を楽しんだ後はご当地楽”天孫降臨 ENBU”を鑑賞します。お茶もさることながら、地域の文化や歴史もしっかり堪能できるのがこのプランの魅力。1日目の最後はほうじ茶の香りでリラックスして就寝。茶葉を焙煎する過程で生まれる「ピラジン」という香り成分には脳をリラックスさせる効果があり、ほうじ茶には特に豊富に含まれています。お腹も心もすっかり満たされて、ぐっすり眠れそうです。

ほうじ茶
(画像提供)界 霧島

2日目、朝の目覚めの一杯はべにふうき茶をハンドドリップで。和紅茶に含まれるカフェインがすっきりとした目覚めを導いてくれるため、煎茶ではなく和紅茶が選ばれています。。今日も素敵な1日になる予感!

べにふうき茶
(画像提供)界 霧島

お茶を飲んでスッキリ目が覚めたら、“天孫降臨体操”に参加し、体を動かします。その後、部屋に戻って入浴。客室のお風呂は露天風呂!最高の朝の始まりになりそうです。気持ちがリフレッシュしたら、しっかり朝食を食べましょう!
チェックアウトの後には、お待ちかね!ヘンタ製茶の絶景茶畑へ向かいます。ここではプランの最終工程、霧島茶の新茶摘みと釜炒り茶作りの体験を行います。

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絶景の中で体験する、茶摘み体験

ヘンタ製茶 茶畑
(画像提供)界 霧島

岩城さん「ゲンセン霧島茶のひとつでもあるお茶農家、ヘンタ製茶にて、一面に広がる茶畑と霧島連山を眺めながら新茶摘みを行っていただきます。ヘンタ製茶の茶葉は、標高 200~300 メートルの茶畑で無農薬または有機栽培で育つ、爽やかな香りが特徴の霧島茶です。生産者と交流しながら、自然の中で育まれた茶葉の新芽を自分の手で摘み取ることで、霧島茶が育つ環境を感じることができます。

茶摘み
(画像提供)界 霧島

摘んだ新茶は、その場で釜炒りにしてお土産としてお持ち帰りいただきます。釜炒り茶とは、直火で熱した鉄の釜で炒ったお茶のこと。炒ることでお茶本来の香ばしい“釜香(かまこう)”が出ることが特徴です。自ら摘んだ新茶を釜で炒り、徐々に立ち上るお茶の香ばしい香りは、なかなかできない貴重な体験です。」

釜炒り
(画像提供)界 霧島

新茶摘みの後は、茶畑と霧島連山を望むテラスで新茶と熟成茶の飲み比べ。お茶請けには、ヘンタ製茶の有機抹茶を使った和菓子を楽しめます。絶景の中でいただくお茶と和菓子は、きっとかけがえのない味わいになること間違いなしです。

新茶と熟成茶
(画像提供)界 霧島

“霧島新茶滞在プラン”は2023年6月20日まで

界 霧島では今回のお茶プランに限らず、館内で霧島茶を楽しむことができます。
また、地域や季節ならではのおもてなしが用意されており、例えばお花見のシーズンは満開の桜と温泉を楽しめるなど、その時々の季節を思う存分堪能できるような企画が満載。いつ、どの季節に行っても違った味わいを楽しむことができるのだそう。ほっと一息、旬のお茶と温泉で思う存分リフレッシュできそうです。

温泉
(画像提供)界 霧島

“霧島新茶滞在プラン”は2023年4月20日から6月20日まで、1日1組限定の大人気プラン。気になった方はぜひお早めにご予約ください。日常を忘れられる、特別な体験が味わえること間違いなしです。
今回は行けないな、という方にも少しでも霧島や霧島茶の存在を知っていただき、霧島の魅力が少しでも伝わっていたら嬉しいなと思います。

ちなみに、ゲンセン霧島のお茶と羊羹はお取り寄せもできるので、ぜひお家で味わってみてくださいね。

霧島抹茶羊羹

霧島抹茶羊羹は抹茶の味わいがとても濃厚。そして、テリーヌのような、チョコレートのような、羊羹とは思えないなめらかさに驚きました。すっきりとした旨み深いお茶と相性抜群でした。

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界 霧島「霧島新茶滞在」概要

期間:2023年4月20日~6月20日
料金:63,000円~(2名1室利用時 1名あたり、税・サービス料込)
霧島茶と焼酎のペアリング8セット、整い茶セット、新茶摘み・釜炒り茶作り体験、
新茶と熟成茶の飲み比べ、特別室宿泊、夕食、朝食
予約:公式サイトにて、宿泊日の7日前までに予約
場所:新茶摘み・釜炒り茶作り体験はヘンタ製茶にて開催
対象:1日1組 *1組2名まで
公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaikirishima/
備考:新茶摘みは天候により開催できない場合があります。

【当取材記事につきまして】
ライターせせなおこさんが企画・取材依頼し、オンライン取材にご対応いただいて記事を作成しました。

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