コスパ最高!「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」で上品でオシャレな温泉旅行を

コスパ最高!「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」で上品でオシャレな温泉旅行を

サクッと温泉旅行ができたらいいな……。

そんな願いを叶えてくれるのは、東京・新宿の「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」(以下「由縁 新宿」)。2019年のオープン以来、ずっと気になっていた旅館におじゃまして参りました。

箱根から運んできた天然温泉の露天風呂や上品でオシャレな和空間が魅力的!高層階からは都心ならではの景色が望めます。そんな由縁 新宿は、アーバンホテルならぬアーバン旅館。都心で本格的な温泉旅行が楽しめちゃうんです!

立地や旅館の雰囲気だけでなく、温泉旅行に行きたくなったらサクッと行けるリーズナブルな料金設定もおすすめポイント。コスパ最高というフレーズだけでは片付けられない由縁 新宿の魅力をたっぷりご紹介します。

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古くからの日本のしつらえを感じる「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」

古くからの日本のしつらえを感じる「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」

地下鉄副都心線「新宿三丁目駅」から歩くこと約10分、高層ビルが建ち並ぶ新宿に突如現れた由縁 新宿は、都心とは思えない隠れ家のような雰囲気。「旅館の本質を編集する」をコンセプトに、客室の間取りやデザイン、サービスなどを現在の宿泊者のニーズや環境に合わせて編集し、ビジネスホテルの価格帯で利用できる旅館として誕生しました。

エントランスで出迎えてくれたのは、旅館らしさを感じる前庭、数寄屋造りの門、大屋根。そして玄関から見ると平屋のように見える建物は、古くからの日本のしつらえを感じてもらえるようにとデザインされています。

日常から旅へと誘う、旅館情緒溢れるアプローチ。暖簾をくぐると一気に都会の喧騒を忘れる静けさが訪れます。なんとも素敵!

日本の伝統的なエッセンスを散りばめたロビーと館内のアート

「陰影」を意識した障子をバックに設置された石造りのフロントデスク、そしてダウンライトが照らすシックなロビーは、重厚感があり高級旅館のよう。日本の伝統的なエッセンスを散りばめつつ、モダンな要素を取り込んだデザインが魅力的です。さらに館内の香りや音もデザインされ、心地良い香りとBGMが到着後の私を包み込んでくれました。

実は私、こちらの旅館を手掛けるUDS株式会社のファン。全国にUDSさんが手掛けるホテルがいくつかあるのですが、このようにどこも洗練されたデザインが素敵なんです。

館内には日本の美を感じるアート作品が点在し、こちらは季節ごとに入れ替わる花木を使って「山川草木」を表現したアート。旅館らしい、季節を感じられるおもてなしです。

こちらはエレベーターホールの壁に飾られた、円(=由縁の縁×ご縁の縁)をテーマとした作品。1階はつぼみの状態のお花、上の階へ上がると花が開いた作品が見られる、旅館全体で楽しめるアートとなります。

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2種類のおすすめ客室をご紹介

由縁 新宿は、セミダブルであれば1人1泊5,000円台(1室2名利用時)から宿泊できる点も魅力的。布団敷き省きをベッドにしたり、食事を含まないプランも設けるなど、それまでの旅館の常識にとらわれずニーズに合わせたサービスを提供することで、誰にでも手の届きやすい価格を実現されたそうです。

客室は2階~17階まで、7タイプ193部屋。今回はその中でもスタッフおすすめの2タイプをご紹介します。

高層階の「ダブルルーム」

はじめにご紹介するのは「ダブルルーム(高層階)」。スタイリッシュでモダンなデザインがとってもオシャレ!上品な空間ですが、気兼ねなく滞在できるカジュアル感もあり、居心地の良さを感じます。

客室はすべて靴を脱いで上がる和室スタイル。広さは25平米、お部屋の手前には座って寛げる空間があり、窓際には腰かけられる板の間が配置されています。また小上がりスペースに設置されたベッドは、布団のように低く寝心地抜群。日本人にはこのスタイルが一番落ち着きますよね。

テーブルをずらして布団をセッティングすれば最大3名まで宿泊が可能で、ファミリーにもおすすめです。

一番印象的だったのは天井から続く黒い壁。こちらはなんと雪見障子を意識してデザインされた窓なんです。あえて大きい窓を作らず低い視線から外を眺める、雪見障子の特徴を取り入れたなんとも斬新なアイディア。10階以上の高層階を予約すれば、このような大都会の景色を一望できます。

館内に大浴場がありますが、ダブルルーム、プレミアムダブル、YUENスイートルームはバスルームが付いています。信楽焼きの洗面ボウルや歯ブラシなどが入った木箱が上品な和空間を演出。随所に本物の素材を取り入れ、現代的な旅館らしさを追求した由縁 新宿のこだわりを感じました。

2021年5月に登場した新客室「ハリウッドツイン」

続いてご紹介するのは、スタンダードタイプの客室のひとつ「ハリウッドツイン」。ベッドとベッドをくっつけたハリウッドツインの需要が多いことを受け、2021年5月に新客室タイプとして登場しました。面積は15平米とコンパクトなお部屋ですが、間口を広く取り、洗面台とデスクを一続きにするなどスペースを有効活用しているため、思った以上に広く感じます。

お着きのお菓子やオリジナル浴衣も嬉しい

お部屋に入ってすぐ目に入るお重をモチーフにしたボックス。気になって開けてみると……そこにはお茶(東京狭山茶)と和菓子が入っていました。到着後はお着きのお菓子とお茶のおもてなしをいただき、ホッとひと息。

お部屋には「ONSEN RYOKAN 由縁 新宿」オリジナルの浴衣(足袋タイプの靴下付き)と雪駄が用意されています。カジュアル&モダンに作られているので、浴衣を着て外に出てもOK!もちろんそのまま外食も可能です。
周辺は下町のような雰囲気があるので、温泉街を歩くように新宿の街をブラり散策してみて。

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箱根「小田急 山のホテル」の自家温泉で湯浴みを

由縁 新宿最大の楽しみは、最上階にある大浴場!客室に用意された湯かごを持って温泉へ行きましょう。

お風呂は内湯と露天風呂があり、内風呂は浄水ですが、露天風呂では箱根「小田急 山のホテル」の自家温泉「芦ノ湖温泉 つつじの湯」から運んできた温泉が楽しめます。東京のど真ん中で箱根の温泉に入れるなんて夢のよう……。

温泉は美肌の湯と言われる、pH8.6のアルカリ性単純温泉。とろりとした柔らかな湯に入れば、気分は箱根温泉。湯に浸かると柵の下から新宿の景色を見渡すことができ、夜には夜景を眺めながらの湯浴みができるんです。これは最高の贅沢じゃないでしょうか。

なんと脱衣室には「ダイソン」のドライヤーが。ダイソンが置いてある宿ははじめてみました。髪がなかなか乾かないストレスは不要!化粧水、乳液、ヘアゴム、コットン、綿棒などアメニティも充実しています。

湯上り処には無料のアイスキャンディーが!これは嬉しいサプライズ。

アイスキャンディーを片手に新宿の景色を眺めながら、熱くなった体をクールダウンしましょう。湯上りにこんな楽しみがあるなんて……何度も入浴したくなっちゃいますね。

夜景
(画像提供)ONSEN RYOKAN 由縁 新宿

夜は煌めく夜景にうっとり。温泉にも景色にも癒されます。

和食レストラン「夏下冬上」の朝食が絶品!

旅館のもうひとつの大きな楽しみと言えば食事。1階にある和食レストラン「夏下冬上」(かかとうじょう)は、鉄板料理と天ぷらが自慢です。四季折々の風景が楽しめる箱庭を臨む店内はシックで素敵。
ランチやディナーもありますが、健康を意識した和朝食も最高。一日の始まりを優雅な気分で迎えられます。

由縁 新宿の朝食はリピーターがつくほどの人気!とにかく美味しいと評判だったので私も実際にいただいてみました。メインは金華鯖の醤油干し、玉手箱のようなお皿に詰められたおかずは、きんぴらごぼう、厚焼き玉子、卯の花和え、牛ほほの甘辛煮など。魚はお客様が来店してから焼き、熱い状態で提供してくれます。こんなに美味しい焼き魚は久しぶり!と思うほど美味しく、だしや素材にこだわったお料理はどれもやさしいお味で絶品でした。

最後はごはんにだしをかけてだし茶漬けに。朝からさらっと何杯もいただける美味しさです。お味噌汁とごはんはおかわり自由なので、たっぷりいただきましょう。

※朝食は2,000円(税込)/前日までに要予約。メニューは取材時のものとなり、内容が変わる場合があります。

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最後に

取材を通して感じたことは、由縁 新宿は“現代的な旅館”という単純なものではないこと。日本人が大切にしてきた伝統や旅館の特徴を抽出し、現代的に編集してデザインやおもてなしに落とし込んだ新しいスタイルの旅館でした。

古くからの日本のしつらえ、季節を感じるお花や香り、雪見障子のような窓、お着きのお菓子……。何気なく宿泊して心満たされるのは、そうした旅館ならではのおもてなしをしっかりと感じられるからでしょう。

こんなに素敵な旅館にビジネスホテル価格で泊まれるなら何度でもリピートしてしまいそうです。リモートワークやおこもりステイにもぴったり。次はプライベートで泊まりに来たいと思います。

ONSEN RYOKAN 由縁 新宿の基本情報

住所:東京都新宿区新宿5丁目3番18号
電話番号:03-5361-8355
アクセス:丸ノ内線は「新宿御苑前駅 3番出口」から徒歩7分、ほかの2線は「新宿三丁目駅C7出口」から徒歩8分
公式サイト:https://ryokan-yuen.jp/

【当取材記事につきまして】
hitotema編集部が企画、ライター中島誠子さんが取材依頼し、記事を作成しました。

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