鎌倉で梅酒作り!チョーヤが手掛ける「蝶矢」で“梅体験”してみた!

鎌倉で梅酒作り!チョーヤが手掛ける「蝶矢」で“梅体験”してみた!

「さ~らりとしたう~め~しゅ~♪」このCMが流れると梅酒を飲みたくなりませんか?

梅がスーパーに並び始め、梅酒を漬け始めた方もいらっしゃるでしょう。今回取材におじゃましたのは、日本一の梅酒メーカー「チョーヤ梅酒株式会社」が手掛ける梅体験専門店「蝶矢」。京都店に続き、2020年6月、神奈川・鎌倉にオープンしました。

フォトジェニックなオリジナル梅酒や梅シロップが作れると話題になり、オープン以来、平日でも予約が取りにくいほどの人気。そんな蝶矢の魅力に迫るべく、実際に“梅体験”をして参りました!
想像以上に楽しく学びの多い梅体験は一度参加するとハマってしまうかもしれません。

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「蝶矢」の“梅体験”とは?

薬用や食用、縁起物として、古来より日本人に愛されてきた梅。梅干しや梅酒などを家庭で手作りする、日本特有の梅文化が存在します。「蝶矢」は、そうした日本の梅文化を現代的なスタイルで提供する梅体験専門施設。“梅体験”とは、梅について学び、オリジナルの梅酒や梅シロップを作るワークショップのこと。日本の梅文化をカジュアルに体感でき、梅の楽しさに触れることができます。

場所は鎌倉駅から徒歩3分、鎌倉散策の途中に立ち寄れるロケーションです。基本的に事前予約制(WEB予約)。当日空きがあれば体験可能ですが、週末はほぼ満席、平日でも予約が取りにくいため早めの予約がおすすめです。

白を基調とした明るい店内は、古典的な印象の梅とは真逆の現代的でスタイリッシュな空間。壁一面に梅シロップのボトルが飾られ、シンプルな空間に色を添えていました。

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梅体験、スタート!

まずはスタッフの方から梅シロップや梅酒を作る過程、これから行うワークショップの流れの説明があり、梅について学んでいきます。飾られている梅シロップのボトルは、梅シロップができるまでの7日間の一日ごとの変化を展示したものなのだそう。

梅体験で用意されているのは、梅が5種類、砂糖が5種類、お酒が4種類。それぞれをお好みで組み合わせ、梅シロップであれば25通り、梅酒であればなんと100通りの梅酒が作れます!これは面白い体験ができそうな予感がしてきました。

料金はボトルのサイズによって異なり、Sサイズ(1杯分)が1,100円 、Mサイズ(3杯分)が2,200円 、Lサイズ(6杯分)が3,300円 。選ぶ梅、砂糖、お酒によってプラス料金がかかります。※価格はすべて税込

まずは梅を決めるため、梅のテイスティングからスタート。梅は、完熟南高、白加賀、有機南高、NK14、パープルクイーンの5種類、それぞれのエキスをテイスティングしていきます。種類によって味も香りも全然違うことを実感し、早速梅に興味津々になる私……。

完熟南高:桃のような香りがするフルーティさがあります。
白加賀:ほんのり桜のような香りでさっぱりとしています。※鎌倉店限定
有機南高:酸味と旨味のバランスが良く、濃厚な「梅」の味を感じます。
NK14:南高梅と剣先梅のハーフ。若々しい味と香りを感じます。※鎌倉店限定
パープルクイーン:濃いピンク色のかわいい見た目で、杏仁のような華やかな香りがします。

梅体験の材料
(画像提供)蝶矢 鎌倉店

蝶矢で用意されている梅は、梅を知り尽くした蝶矢のスタッフが選び抜いたもの。使用されている梅は、収穫の時期や育て方などを蝶矢と一緒になって作ってくれる協力農家さんから仕入れています。全て手摘みで収穫しているため状態が良く、最高の梅酒、梅シロップを作れるのだとか。

収穫された梅はすぐにマイナス40度で急速冷凍され、梅の時期以外でも1年を通して提供できるようになっています。また、冷凍の梅を使用することで通常より早くエキスを抽出でき、途中で腐らせてしまうといったシロップ作りの失敗を防ぐ効果も。これは勉強になります!

続いて砂糖のテイスティング。砂糖は、氷砂糖、こんぺい糖、てんさい糖、有機アガベシロップ、はちみつの5種で、南高梅に漬けたシロップを飲み比べます。一番人気は、見た目がかわいい「こんぺい糖」、ヘルシー志向の方に人気なのは、低GI値であっさりとした甘味の「有機アガベシロップ」。

梅酒を作る方は最後にお酒を選びます。種類は、ウォッカ、ジン、ホワイトラム、ブランデーの4種(テイスティングはなし)。「ジン」や「ホワイトラム」を使った梅酒は珍しいので試してみるのもいいですね。砂糖もお酒も、梅を知り尽くした梅マイスターのセレクトによるもの。全ては梅を考え、梅に合うものが厳選されています。

悩んだ末、私は梅酒に決定!サイズはM、梅は有機南高、砂糖はこんぺい糖、お酒はホワイトラムをセレクトしました。

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簡単&フォトジェニックな梅酒作り

梅と砂糖を交互に入れていきます。こんな小さなサイズでも梅酒を作れることに驚きです……。

梅と砂糖を入れ終えたら、お酒を入れて完成!

なんてかわいい~!こんなに簡単に、そしてかわいくできるなんて……人気の理由がわかりました。

しかし飲むのはもう少し我慢。本当の完成までは、梅シロップの場合7日間、梅酒の場合1ヶ月かかります。保管時の室温は25℃くらいなので、リビングの見えるところに飾り、お部屋のインテリアとして眺めるのもおすすめ。日々の変化を楽しみながら飲む日を待ちわびましょう。

最後は箱詰めしてお持ち帰り。この後鎌倉散策へ出かける場合はお店で商品を預かっていただけます。また、飛行機に乗ったり荷物が揺れる予定があったりする場合は、しっかり閉まる蓋(有料)もあるのでご安心を。自宅での保管方法の説明書とレシピもいただけました。

体験後はテラスでまったり。お庭の梅の木を眺めながら、季節限定「梅桜クリームソーダ」をいただき、最後の最後まで梅を感じる体験となりました。(ドリンクは季節によってメニューが変わります)

取材時、お客様は20~30歳代の女性の方が多い印象でしたが、週末はお子さん連れのご家族もいらっしゃるそうです。夏休みは小学生の自由研究向けに、梅シロップ作り体験のワークショップを開催予定とのこと。これは参加してみたいと思いましたね。

梅酒作りをして1ヶ月後……ついに飲む日が!

私の梅酒ちゃんの1ヶ月後の様子がこちら(いつもリビングにいるので愛着が湧いています)。ついにこの日がやって来ました。

ではいただいてみましょう。一口いただくと、深みのある梅の香りとホワイトラムの甘い香りがふわっ。ラム酒との組み合わせは初めてですが、すっきりとしていて上品な味わいに感動しました。これはハマります !

ちなみに、今回使用した容器を持参すれば約半額の料金で体験できるので、リピーターの方も多いのだそう。お店での体験も自宅で梅酒を待っている時間もすごく楽しかったですし、次は違う組み合わせの梅酒を飲んでみたくなるのでリピしたくなるのも納得です。

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梅体験をしてみて

スーパーで梅を買うとなると1キロ単位での購入になり、どうしても梅酒を作るハードルが高くなってしまいますよね。ズバリ蝶矢での梅体験の魅力は、梅1粒から100通りの梅酒を作れる簡単さ。今回取材に伺った店長の北村さんは、

「日本人の梅離れが進む今、梅体験を通して身近に梅の楽しみ方を知ってもらいたい。そうすることで梅の文化の継承をできれば嬉しい」

とおっしゃっていました。梅酒作り体験でなくあえて「梅体験」というネーミングであるのは、そうした想いがあるからなのでしょう。

今回の梅体験をして、容器が小さくても、砂糖がこんぺい糖でも梅酒が作れること、そして梅は冷凍した方が良いことを学んだ私。この夏は梅酒作りにドハマりしそうな予感です。

蝶矢 鎌倉店の基本情報

住所:神奈川県鎌倉市御成町11-7
アクセス:江ノ島電鉄・JR鎌倉駅西口 徒歩1分
URL:https://kamakura.choyaume.jp/

【当取材記事につきまして】
hitotema編集部が企画、ライター中島誠子さんが取材依頼し、記事を作成しました。

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