こんにちは、フリーライターの山田志桜里です。
こちらの連載 #ロンドン女子の英国日記 では、ロンドンで在英ライターとして活動していた私が、イギリスで見つけた素敵なお店や紅茶にまつわるあれこれを毎月ご紹介しています。
今回皆さんにご紹介するのは、イギリス発のオーガニックショップ「デイルズフォード(Daylesford)」。ロンドンから少し離れたコッツウォルズ地区に本店があるのですが、ロンドンにも数店舗を展開中。
今回は私が毎週通うほどお気に入りだった、西ロンドンにある「ノッティングヒル店」の様子をご紹介します。
目次
デイルズフォード・ノッティングヒル店

私のお気に入りだった「デイルズフォード・ノッティングヒル店」があるのは、地下鉄ノッティングヒルゲート駅から徒歩10分ほどの閑静な場所。
小豆色のオーニングが目印で、お天気が良い日にはテラス席でお茶を楽しむロンドナーの姿も。
毎週通い始めると、だんだんと顔馴染みも増えてきて「また会ったわね!良い1日を!」と挨拶を交わすこともありました。

店内は、地下1階から2階までの3フロア。
出入口のある1階では、野菜やお肉、チーズなどの食品が販売されており、2階はお店の新鮮な食材を使ったお料理をいただけるカフェ&レストラン。地下1階は、食器やトートバッグなどが揃う、生活雑貨コーナーとなっています。
自然の恵みを感じられる野菜たち

お店に入ると目に飛び込んでくるのが、新鮮な野菜の数々。扱われている野菜は全てオーガニックで、季節ごとに旬の野菜が並びます。
私の一番のお気に入りは、ボックス販売のトマト。

赤くて丸い定番のものだけでなく、細長い形をしたものやちょっぴり歪(いびつ)な形をしたものまで、さまざまな種類のトマトが詰められていて、黄色や紫、オレンジなど、色のバリエーションも豊富!

酸味の強いもの、フルーツのように甘いものと味にも個性があり、なかなか機会のないトマトの食べ比べを楽しめます。
野菜の後ろには、ジュースのコーナーも。

アップル、オレンジ、グレープ、トマトなど、オーガニックの果物を100パーセント使ったフレッシュジュース。
750mlで約5ポンド(約730円)と、スーパーのジュースに比べると高めのお値段ではありますが、一度飲んでしまうと忘れられない美味しさ!特にトマトジュースは、他では味わえない濃厚な甘さがやみつきになり、お仕事で疲れた時のご褒美として味わっていました。

デイルズフォードのドリンクといえば、こちらのインフューズドウォーターも人気。
ラベンダーやジンジャー、ターメリックでほんのりと香り付けがされており、夏は冷たく冷やしていただくと、爽快感抜群!ボトルのデザインも可愛らしいので、水を入れて水筒がわりに使っている人もよく見かけました。
ホテルでのおやつにいかが?焼き菓子コーナー

こちらは、店の奥にある焼き菓子コーナー。クッキーやブラウニー、パウンドケーキなど、ティータイムのおともにぴったりなお菓子がずらりと並びます。

私のお気に入りはこちらのアールグレイフルーツケーキ。ハート形で見た目も可愛らしく、たっぷりのレーズンとほのかに香るアールグレイの味わいが上品。
ホテルに持ち帰って、ゆっくりティータイムを過ごしてみるのはいかがでしょうか?
旅行で来られる際は、あまり利用する方が少ないかもしれませんが、

牛乳やヨーグルト製品が並ぶコーナーや、

自宅で温めるだけの簡単スープ、おつまみにもおやつにもぴったりのチーズなども豊富な種類が揃います。

人気はブルーチーズの「スティルトン」。イギリスではエリザベス女王お気に入りのチーズとして知られていて、「食べると変な夢を見る」という不思議な言い伝えもあるのだとか。
モーニングからディナーまで

2階へ上がると、ゆったり広々とした雰囲気のカフェ&レストラン。
朝食メニューからディナーメニューまで揃い、しっかりとしたお食事にも、カフェ利用にもぴったり。ノッティングヒルは観光に人気ということもあって、お食事時には混雑していることもありました。
テーブル席が充実していますが、お一人様に嬉しいカウンター席も。店内の無料Wi-Fiが使えるため、打ち合わせらしき方や、一人で黙々と作業をされている方もよく見かけます。

ちょっと小腹が空いた時に重宝するのが「日替わりスープ」。
野菜の旨みを感じられる、もったりと重い口当たりで、食べ応えも抜群!1階でも販売されている、ライ麦の香り高いサワードウブレッドを浸しながらいただきます。

サラダの種類だけでなく、新鮮なお魚やお肉を取り入れたメニューも豊富。お魚メインのランチでも、サラダがこんなにたっぷり!
付け合わせのサラダは、数種類の中からお好きなものを選ぶことができ、アレルギー表記もしっかりされているので、アレルギー持ちの方でも安心。新鮮な野菜はどれも美味しく、ここにくると無性に野菜を食べたくなってしまいます。

農場で採れた牛乳を使ったアイスクリームなど、ちょっとした小休止に嬉しいデザートメニューも。1階で販売されていたジュースもオーダーできますよ。
インテリア好きの方のお土産に

地下1階のインテリアフロアでは、カゴバッグやキャンバストート、食器やカトラリーまで、おしゃれなデザインの生活雑貨が販売されています。
デイルズフォードのロゴが入ったものや、流行りのBee(ミツバチ)模様のグッズたちは、特に人気が高いのだとか。旅の記念に、もしくはインテリア好きの方へのお土産探しに、お食事の後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
すでに閉店してしまっていますが、以前は東京の青山にも進出していたというデイルズフォード。日本人の口にも合う商品、日本人好みのデザインの商品が多く、“ナチュラルテイスト”がお好きな方ならきっと気に入るはず。
ご興味がある方はぜひ、ご旅行の際にお近くのデイルズフォードをチェックしてみてくださいね。
デイルズフォード公式サイト:https://www.daylesford.com/