ロンドン中心部、創業100年のフィッシュ&チップス #ロンドン女子の英国日記

ロンドン中心部、創業100年のフィッシュ&チップス #ロンドン女子の英国日記

こんにちは、フリーライターの山田志桜里です。

こちらの連載 #ロンドン女子の英国日記 では、ロンドンで在英ライターとして活動していた私が、イギリスで見つけた素敵なお店や、紅茶にまつわるあれこれを毎月ご紹介しています。

前回、前々回の連載記事では、イギリスの紅茶文化である「アフタヌーンティー」をご紹介しましたが、今日ご紹介したいのは、イギリスを代表する伝統料理「フィッシュ&チップス」。

フィッシュ&チップスは、白身魚のフライにチップス(ポテト)を添えた料理で、イギリス国民のソウルフード的存在。イギリスのあちこちに専門店が点在していて、ファストフード感覚で楽しむことができるため、観光でイギリスを訪れる方にも大人気の料理です。

ロンドン市内にも数多くの有名フィッシュ&チップス専門店があるため、日本から観光に来る友人に「ロンドンでおすすめのフィッシュ&チップス店はどこ?」とよく質問されていました。

今回は、観光地からもアクセスしやすい、ロンドン中心部にあるフィッシュ&チップス店の中から、私のお気に入りのお店を一つご紹介します。

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アクセス抜群「The Golden Hind」

私のお気に入り「The Golden Hind」があるのは、おしゃれなお店が集結したマリルボーン地区。ボンド・ストリート駅から徒歩6分と、地下鉄(Tube)でのアクセスも抜群です。

創業は1914年で、100年以上もロンドン市民に愛され続けている人気店。ランチタイム・ディナータイムともに月曜日から日曜日まで無休で営業されているので、時間が限られている観光滞在中でも、スケジュールに組み込みやすいのが嬉しいポイント。

店内はテーブル席が充実していて、肩ひじ張らずに寛げるカジュアルな雰囲気となっています。この日はオープン直後(正午12:00)の来店でしたが、すぐに数組のお客さんが来店されていました。

大ボリュームのフィッシュ&チップス

「フィッシュ&チップス」というメニューが用意されているお店も多いのですが、ここThe Golden Hindは、お魚とチップスを別々に注文し、ワンプレートに盛り付けてくれます。

お魚は、Cod(タラ)、Haddock(モンツキダラ)、Plaice(アカガレイ)などから選ぶことができ、それぞれ通常サイズとラージサイズが用意されています。フィッシュ&チップスで使用されるお魚はタラが主流で、私はよくCodを注文します。

この日は、通常サイズのタラに、チップス、それからフィッシュ&チップスの付け合わせとして定番の「マッシーピー」を注文しました。マッシーピーは、グリーンピースをマッシュしたもので、お豆のクリーミーな甘さが、お魚とチップスにアクセントを与えてくれます。奥に見えているのは、フィッシュ&チップスと相性の良いタルタルソースです。

フィッシュ&チップスが到着!日本の量に慣れている方は、サイズ感に驚かれるかもしれませんが、これがイギリスでの通常サイズ。日本ではいつも大盛りを食べている!という方でも、ラージを頼んでしまうと少し胃にどっかりきてしまうかもしれません。

The Golden Hindのフィッシュは、衣が薄めで身は柔らかくホロホロ。他のフィッシュ&チップス店と比べても脂っこさは比較的少なく、骨はもちろん全て取り除いてあります。

フィッシュ自体に味付けはされていないので、添えられたレモンを絞ったり、タルタルソースで味を加えたり、テーブルに置いてあるモルトビネガー(お酢)や塩胡椒で味を調整したりしながら、お好みの味付けでいただきましょう。

サクサク食感のチップスは、もちろんそのままでも美味しいのですが、少し物足りない場合はお好みで味を加えてくださいね。

お店一押しのデザートも味わって

The Golden Hindは、なんとデザートも絶品。以前、店員さんから「ここのデザートは本当に美味しい!」と太鼓判を押されて注文したことがあり、その日からすっかりデザートのファンになりました。

写真の左側は、パッションフルーツパンナコッタ、右側はルバーブクランブルです。

クランブルも、イギリスの家庭では定番のお菓子。フルーツの上に、小麦粉とバターと砂糖で作った「クランブル」をかけて、オーブンで焼き上げたもの。イギリスでは、りんごをたっぷり使った「アップルクランブル」が定番です。

アイスクリームやカスタードを添えていただくのですが、この日は暑かったこともあり、アイスクリーム添えを選びました。
クランブルは、ご家庭にオーブンがあれば、日本のスーパーで手に入る材料で作ることができる簡単なお菓子なので、お料理好きの方はぜひご自宅で試してみてはいかがでしょうか?

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マリルボーン地区の散策も楽しんで

The Golden Hindのあるマリルボーン地区は、おしゃれな本屋さんや、マグカップやホームウェアを扱う雑貨屋さん、人気のチョコレート屋さんなど、町歩きをしてみるだけでも素敵なお店がたくさん見つかります。
お食事の前後に、ロンドン散策も合わせて楽しんでみてくださいね。

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The Golden Hindの基本情報

住所:71a – 73 Marylebone Lane,London,United Kingdom,
電話番号:+44 20 7486 3644
公式サイト:https://www.goldenhindrestaurant.com/
web予約:https://booking.goldenhindrestaurant.com/en

【当取材記事につきまして】
ライター山田志桜里が企画・取材依頼し、記事を作成しました。

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