ムシムシと暑い夏。爽やかで、それでいてクリーム感やミルク感もたっぷりあるアイスが食べたい!という矛盾したアイスの好みを持つわたしが向かったのは、「Gelateria Fruits Laboratory」(以下、「フルーツ ラボラトリー」と表記)。
宮城県塩釜市にある渡辺果実店が営むジェラート屋さんです。様々なフルーツを使ったジェラートは、まさにわたし好み。その奇跡のコラボに感動しました。

目次
ビビットな黄色が目印。外観がとってもおしゃれ

「フルーツ ラボラトリー」は、JR仙石線の本塩釜駅から徒歩5分のところにあります。ご覧のように、ビビットな黄色の外観がとってもおしゃれ。お店自体はこぢんまりとした感じですが、カラフルで目立つのですぐに見つけることができます。ジェラートのロゴや看板も素敵ですね。

店内でのイートインも可能で、数人分のベンチシートがあります。
但し、2020年7月現在は新型コロナウイルス感染症対策のためテイクアウトのみだったり、店内に入れる人数が制限されていたりすることもあります。
入口の貼り紙等で確認してくださいね。
フルーツを手軽に美味しく食べてもらいたい。果物屋さんの想いがつまったジェラート

フルーツ ラボラトリーさんは、塩釜市にある渡辺果実店さんの経営。フルーツの魅力を皆さんに知ってもらいたいという想いから、フルーツを手軽に食べられるものを長年研究し作り出したのがジェラートです。フルーツ本来の酸っぱさや甘さなどの素朴な味わいや、フルーツのやわらかな香りなどを感じられるのが特長です。

フルーツ ラボラトリーさんでは、季節の旬のフルーツや高級フルーツ、珍しいフルーツなど、果物店が営むジェラート屋さんならではの特別なフレーバーが揃っています。
いちごの中でも人気の高いあまおうや、希少な台湾産完熟パインのフレーバーがありましたよ。(季節によりフレーバーの種類は変わります)
定番のミルクジェラートも絶品!

ミルクやレアチーズなど季節を問わない定番フレーバーもあります。特に北海道産の牛乳を使ったミルクジェラートは、フルーツの美味しさを引き立たせてくれています。
そして、ミルクジェラートの美味しさが際立つフレーバーが藻塩ミルク。
塩作りを地名の由来に持つ塩釜市。藻塩ミルクは、塩釜の伝統的な製塩法でつくられた塩を使ったフレーバーです。
ミルクの素朴な甘さに藻塩のまろやかな塩辛さが加わったミラクルな美味しさ!塩釜のジェラート屋さんならではの大変魅力的なフレーバーですよ。
ミルクとフルーツのコラボジェラートをいただいてみた!

わたしは、塩釜ならではの藻塩ミルクと大好きなあまおうのダブルをいただきました。ジェラート柄の黄色いカップと爽やかなブルーのスプーンがカラフルで可愛い。
まずは、藻塩ミルクをスプーンでひとくち。
美味しい。ものすごく美味しい!煌めくシルクのようなミルク色にもうっとり。
次に、あまおうをひとくち。
大好きないちご。しかもあまおう。いちごが持つ優しい酸味と甘さのバランスが絶妙でとても美味しい。1人でうんうんとうなずいてしまいます。色もコーラルピンクでとっても綺麗。
そして、藻塩ミルクとあまおうを一緒にいただきます。
……感動。
藻塩によって引き出された上品な甘さのミルクフレーバーと、いちご特有の甘酸っぱさのハーモニー。塩釜の果実店が選び抜いた良質な素材から作り出されたジェラートは、フルーツの美味しさと共に、地元の特産品の素晴らしさも伝えるものでした。
定番のミルク系と季節のフルーツや高級フルーツなどを組み合わせたダブルがおすすめです!
バータイプのジェラートは想像を超えた口当たりと美味しさ

フルーツ ラボラトリーさんで販売しているジェラートには、やわらかいクリームタイプの他、バータイプのものもあります。
「そもそも、ジェラートとはイタリア語でアイスのこと。クリーム状のやわらかいアイスと、バー状の固まったアイス、両方販売しているんですよ」、とオーナーの渡辺さんから教えていただきました。
色とりどりのフルーツの断面を見ることができる、断面萌え必至のこのバータイプのアイスを、フルーツ ラボラトリーさんではジェラートバーと名付けて販売しています。
美しく並んだ涼しげなジェラートバーを眺めていると、ムシムシとした暑さをひととき忘れ去ることができますよ。
ジェラートバーは保冷剤を付けてもらって持ち帰ることが可能です。


バータイプとやわらかいジェラートの違いは?
フルーツ ラボラトリーさんのやわらかいタイプのジェラートとバータイプのジェラートの違いは、牛乳をベースとした「ジェラートの素」への空気の入り具合で決まるのだそう。ジェラートの素については、それぞれのジェラート屋さん特有の作り方があり、フルーツ ラボラトリーさんの作り方も企業秘密。
ジェラートの素にたくさんの空気が含まれればやわらかいジェラートになり、空気がほとんど入っていなければバータイプのジェラートになるのです。
さらにジェラートバーには、さっぱり系としっとり系の2種類があります。
わたしが食べたクリームチーズとベリーミックスのジェラートバーは、しっとり系。口に含むまでは、かたいアイスなのかな?と思っていましたが、想像を超えるやわらかさ!口に入れるととろけました。
ベリーの爽やかな酸味とクリームチーズのアイス部分が、絶妙にコラボレーションしています。爽やかなのにクリームやミルクのしっとり感も感じられるという、わたしが好きなタイプのアイスです!
さっぱり系はソルベタイプで、これぞ夏のアイス!といった冷たい食感。爽やかなフルーツのアイスが食べたいときにおすすめです。
まとめ

東北・宮城県の塩釜市にあるフルーツ ラボラトリーさんには、フルーツの持つ爽やかさとアイスのクリーム感・ミルク感を絶妙に組み合わせた、大変魅力的なジェラートがありました。
直接お店を訪れて、様々なフレーバーの中から好きなものを選ぶのが楽しい。でも、訪問できない場合は、インターネットや電話でも購入が可能です。
クリームタイプのやわらかいジェラートは、カップ入りでオンラインショップから。バータイプのジェラートバーも電話での問い合わせでお取り寄せができますので、気軽にお店に連絡してみてくださいね。
kaoriの取材絵日記

Gelateria Fruits Laboratoryの基本情報
住所:宮城県塩竈市本町3-5
アクセス:JR仙石線本塩釜駅から徒歩5分
電話:022-349-4952
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月曜日(祝日の場合は営業、翌日定休日)
駐車場:店舗近くに4台(駐車場の住所:宮城県塩竈市本町9-31)
店舗前の通りをお店を右手にして通り過ぎ、すぐの信号を左折。左折してすぐ右側です。
公式サイト:https://www.fruitslaboratory.com/
オンラインストア:https://fruitslabo.handcrafted.jp/
【当取材記事につきまして】
ライターmikami kaoriが企画・取材依頼して記事を作成しました。