年末こそ!換気扇の大掃除方法とキレイに保つコツ

年末こそ!換気扇の大掃除方法とキレイに保つコツ

料理中に換気扇を見ると汚れやホコリが目について気になりませんか?
「掃除しなくちゃ!」と思っても、なかなか取りかかりにくい場所ですよね。
でもやっぱり、取り外してちゃんと掃除するのは衛生面でも機能面でも重要!

丁寧にご説明しますので、今年は換気扇の大掃除を決行しませんか?
この機に普段のお手入れ方法も一緒に覚えれば、次回の大掃除はとても楽になります。気になる掃除頻度にも触れていますので、参考にしてください。

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換気扇が汚れる原因

換気扇が汚れる原因
(画像出典)shutterstock

料理中に換気扇を回すと、蒸気と一緒に油やホコリが吸い込まれて、ファンやフィルターに付着します。そのままにしておくとベタベタとした油汚れとなり不衛生。しかも換気扇の吸い込みも悪くなります。場合によっては錆びることもあるので、やはり換気扇のお手入れは必要不可欠です。

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換気扇の種類とパーツ

一般家庭で使われている換気扇のファンは、おもにシロッコファン、プロペラファンの2種類に分かれています。厳密に言えば、シロッコファンタイプが「レンジフード」、プロペラファンタイプが「換気扇」です。

シロッコファン

シロッコファン

シロッコファンとは、円筒状で羽が多くついているファンのことです。遠心力を利用して風を作ります。

屋外に取り付けづらいマンションやアパートでよく見られます。とはいえ、ダクト(排気管)があれば一戸建てにも設置できるので、新築の物件ではシロッコファンが主流になってきました。シロッコファンタイプのレンジフードは、キッチンがスタイリッシュに見えて人気があります。

遠心式のファンには「ターボファン」もあり、シロッコファンに比べると羽の幅が広くなって枚数が少ないのが特徴です。ターボファンは「浅型レンジフード」で使われています。どちらのファンも、パーツはパネル・フィルター・ファンの3つです。パーツが多い分、掃除は少し手間がかかります。

プロペラファン

プロペラファン
(画像出典)shutterstock

プロペラファンとは、扇風機のような羽がついたファンのことです。屋外に面した壁に取り付けなければならないので、マンションではほとんど使われていません。よく見られるのは古い一戸建てです。

音が大きいのがデメリットですが、排気量にはすぐれています。プロペラをはずして掃除するだけなので、お手入れは比較的簡単です。

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換気扇の掃除は素材によって洗剤を変えるのがポイント

油は酸性、ホコリは中性なので、洗剤は中和作用を利用してアルカリ性のものを使うのが効果的です。

換気扇掃除のポイントは換気扇の素材を見極めること。素材によって使う洗剤を変えないと、黒ずみやサビの原因になってしまいます。
トラブルを防ぐために、自宅の換気扇がどんな素材か必ず調べましょう。シロッコファン(ターボファンも同様)の大半はステンレス製かアルミ製、プロペラファンは樹脂製です。

では、どの素材に何の洗剤を使ったらいいのかを紹介していきます。

過炭酸
ナトリウム
重曹セスキ
炭酸ソーダ
キッチン用
油落とし洗剤
ステンレス
アルミ×
樹脂

アルミ製の換気扇は、△の洗剤を使って30分以上浸けこむと黒ずみやすいので注意してください。

市販されている「オキシクリーン」や「オキシウォッシュ」は過炭酸ナトリウムが含まれている酸素系漂白剤です。過炭酸ナトリウムよりも入手しやすいのでおすすめです。
※各洗剤は混ぜないで、単独で使ってください。

換気扇掃除の方法は2つ

換気扇の掃除方法は「浸けおき」と「洗剤塗布」の2つです。「浸けおき」は頑固な油汚れ、「洗剤塗布」は軽い汚れに向いています。
ここではシロッコファンで掃除方法を説明していきますが、プロペラファンも基本は同じです。

換気扇掃除の方法は2つ
(画像出典)shutterstock

どちらの方法も放置時間があるので、その間にレンジフード周りを重曹水や油落とし洗剤を使って拭いておくと効率よく掃除ができます。

浸けおきによる掃除方法

浸けおきによる掃除方法

< 用意するもの>

ドライバー、使用する洗剤、大きなゴミ袋、お湯(50℃程度)、歯ブラシまたは掃除用ブラシ、スポンジ、新聞紙、雑巾、古布またはキッチンペーパー、ゴム手袋

< 手順>

コンロに新聞紙を敷き、ゴム手袋をつけて換気扇の各パーツを取り外す。ファンは「時計回り」で外す。 (機種によって反時計回りのこともあります)

二重にしたゴミ袋にフィルター類を入れ、全体が浸かる程度まで50℃前後のお湯を入れる。パーツがゴミ袋に入りきらない場合は2回に分ける。

洗剤100gを入れたら、袋の口をしばり、15分ほど浸けおく。※アルミ製の場合は放置しすぎると黒ずむ可能性があるので注意してください。

浸けたパーツを取り出して、羽は歯ブラシや掃除用ブラシ、平面はスポンジでこする。

落ちきらなかった箇所はさらに重曹水やセスキ水をスプレーしてこする。

パーツを洗い流すか、雑巾で水拭きしたら、古布やキッチンペーパーで乾拭きする。

各パーツを取り付ける。

洗剤を直接塗布することによる掃除方法

洗剤を直接塗布することによる掃除方法
(画像出典)shutterstock

< 用意するもの>

ドライバー、使用する洗剤、歯ブラシまたは掃除用ブラシ、スポンジ、新聞紙、古布またはキッチンペーパー、ゴム手袋

< 手順>

コンロに新聞紙を敷き、ゴム手袋をつけて換気扇の各パーツを取り外す。ファンは「時計回り」で外す。 (機種によって反時計回りのこともあります)

新聞紙を敷いた床にパーツを並べる。新聞紙を使わず、シンクの中でやってもOK。

液体洗剤を全体にスプレーするか、粉末をまんべんなくふりかける。

そのまま2〜3時間放置する。

使い古しの歯ブラシや掃除用ブラシでこすり落とす。

パーツを洗い流すか、雑巾で水拭きしたら、古布やキッチンペーパーで乾拭きする。

各パーツを取り付ける。

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汚れの蓄積を防ぐためのコツと掃除頻度

普段から換気扇をお手入れする習慣をつけておくと、油汚れやホコリをある程度防ぐことができます。
といっても、そんなにハードルは高くありません。揚げ物をしたときにフィルターを軽く水拭きする(油が固まりやすい寒い時期はお湯を使う)程度で大丈夫です。

このようなお手入れをしていれば、洗剤を使った浸けおきは1年に1回で十分です。普段のお手入れをしていない場合は年に2〜3回は浸けおきしたいところ。
揚げ物を頻繁にするご家庭では、「不織布の専用フィルター」を貼っておくと、油汚れを軽減できるのでおすすめです。
換気扇掃除を長年していない場合は、業者に頼んでもいいかもしれません。

換気扇をこまめに掃除して、次の大掃除の負担を減らそう

換気扇をこまめに掃除して大掃除の負担を減らそう
(画像出典)shutterstock

換気扇が汚れていると、衛生面でも安全面でもトラブルの元。換気扇はニオイや蒸気を逃がしてくれるキッチンの重要な機能なので、やはり清潔に保っておきたいですよね。
ご紹介した掃除方法はおもに放置がメイン。時間はかかりますが手順は難しくありません。できれば普段からお手入れして、大掃除で大変な思いをしなくても済むようにしましょう。

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