食器棚の奥にしまわれたオシャレな食器。使いたくても取り出しにくいせいで、手前の食器で妥協していませんか?
「あのお皿ならもっとお料理が映えるのに……!」
そんな思いをしないためには、食器棚の動線をきちんとすることが大切です。食器や調理器具の出し入れがスムーズになれば料理もキッチンのお手入れも時短につながり、家事効率が上がります。
ここでは、整理収納アドバイザーが食器棚収納のコツをご紹介します。
収納のコツを覚えれば、料理がもっと楽しくなりますよ。
目次
現在の食器棚収納の問題点を見つける
食器の収納を見直すとき、いきなり食器を出して入れ直すだけでは必ずリバウンドしてしまいます。リバウンドを防ぐためには、まず食器棚収納の根本的な問題点を見つけ出さなければなりません。
たとえば、ブランドものでお気に入りの大皿。
「お料理が映えるし、毎日でも使いたい!でも大皿は、5枚重ねたお皿の1番
下にあるから使いにくい……」
それならば、いったいどうしたら大皿が使いやすくなるか?
大皿の上の4枚のお皿はどれくらいの頻度で使っているか、そもそも必要なのか?
この問題を考えていきます。そして問題が解決したら、どんな気持ちになるかをイメージしてみましょう。
「好きなお皿でご飯が食べられて幸せ。食卓も華やかになった。お料理も以
前より楽しい!」
このような前向きなイメージが持てると、もうリバウンドはしたくない!という片付けのモチベーションにつながります。
収納の見直しの第一歩は、ここからです。
不要な食器を処分する
次の過程は「必要な食器」と「不要な食器」とに分けることです。食器棚がすでにいっぱいの人は、不要な食器類を処分して8割収納をめざしましょう。
「もったいない」「まだ使える」と思って使っていない食器はできる限り処分を心がけてください。不要な食器の処分方法は以下のとおりです。
- 買取業者に引き取ってもらう
- フリマアプリやネットオークションで売る
- 人に譲る
- ゴミとして捨てる
このように不要な食器は「捨てる」だけが選択肢ではありません。捨てることに罪悪感を覚える人は、「捨てる」以外の方法を選ぶことで処分のハードルを下げるといいですよ。
食器の定位置を決めるときのポイントは5つ
使いたい食器だけを残したら、収納する位置と方法を考えます。
収納で大切なのは、動作・動線を短くして、ムダな動きを減らせる位置を考えることです。
食器を収納する定位置を決める際のポイントは、以下の順で考えていきましょう。
1.食器の使用頻度を考える
要・不要に仕分けたうち必要と判断した食器をさらに使用頻度別に分けていきます。
- ほぼ毎日使う食器
- 週に1〜2回使う食器
- 月に1〜2回使う食器
- お正月やクリスマスのようなイベントで年に1度だけ使う食器
使用頻度の高い食器はもっとも動線の短い場所に収納し、使用頻度の低い食器は動線を気にする必要のない場所に収納するのが鉄則です。わずかな違いかもしれませんが、長い目で見ればかなり時間の節約になります。
2.用途別にまとめる
使用頻度別に分けた食器をさらに用途別にまとめます。
例えば、「朝食用のワンプレートとヨーグルトを入れるデザートカップ」「お茶のセット」「和食用のお茶碗と汁椀」のように、セットで使う食器をまとめて収納することを意識しましょう。
あちこち動かず、最短の動線で取り出せるようになります。
3.食器を置く高さを意識する
食器棚収納を高さで意識すると、食器の管理が楽になります。
目線から腰にかけての位置
目線から腰にかけての位置をゴールデンゾーンと言い、もっとも出し入れがしやすい場所です。お茶碗やマグカップのような使用頻度の高いモノを収納するのに適しています。
腰から下の位置
腰から下の位置は、ゴールデンゾーンの次に出し入れしやすい場所です。使用頻度が中程度の食器を収納したり、土鍋やホットプレートのような重い道具を収納したりするのに向いています。
頭より上の位置
頭より上の位置の収納は、なかなか手が届かないので、使用頻度の低い食器を収納しましょう。落下の危険があるので、重いモノを置くのは避けてくださいね。お正月用の重箱やパーティー用の紙皿・紙コップなどを収納するのに向いています。
4.出し入れのしやすさを意識する
目線よりも高い位置の収納は持ち手つきの収納ケースを使うと、落下のリスクが減り、出し入れが簡単になります。収納ケースには必ず収納したモノを書いたラベルを貼っておきましょう。どこに入れたかすぐ把握できて便利です。
食器棚の奥行きと収納グッズの高低差を利用した収納方法もあります。
このように、高さの違う収納ラックと前後に並べてみました。デッドスペースを有効に使った小皿収納です。
奥の食器が取り出せなくなってしまうので、手前の食器は増やせません。これは、新しい食器をつい買ってしまうのを防ぐ効果もあります。
5.スペースを有効活用する
お皿を何枚も重ねてしまうと取りにくいですよね。そこでなるべくお皿を重ねずに済むように食器棚の棚板の高さを変えてみるのも1つの手段です。
可動棚でなければ棚板を増やしてみましょう。棚板が足りない場合は、ホームセンターで板とビスを購入し、食器棚に合ったサイズにカットしてもらえば、手軽に棚板を増やすことができます。棚板を増やすと、たくさん重ねる必要がなくなるだけでなく、収納量も増えるので一石二鳥です。
棚板が増やせなければ、仕切り棚や仕切りスタンドを置いて、収納スペースを有効活用できるように工夫しましょう。
食器棚収納のコツが分かれば、お料理が楽しくなる!
食器棚収納を見直すと、「あの食器どこかな?」と探す手間とストレスが省けるようになります。使い勝手もよくなり、食器の出し入れもスムーズ。
料理の時短ができれば、それだけ自由な時間が増えて心に余裕が生まれます。ですから、ぜひ食器棚の収納を見直してみてくださいね。今まで以上に料理が楽しくなりますよ。