毎日キッチンで使うスポンジやふきん、どのようにお手入れしていますか?
スポンジもふきんも使用後にそのままにしておくと雑菌が繁殖してしまうので、正しく除菌しなければなりません。
ですが、どの方法がいいのかを迷っている方もいるのではないでしょうか?
そこで今回はスポンジやふきんを清潔に保つ方法と、スポンジの交換時期についてまとめました。
目次
スポンジやふきんをそのままにしておくとどうなる?

スポンジやふきんをお手入れしなかった場合、どうなってしまうのでしょうか?
使い終わったスポンジやふきんをキレイにすすいだつもりでも、ぬめりが出てきたり、イヤな臭いがしてきたりすることがありますよね。
その原因は雑菌です。水気をよく切っても、湿っている状態が続くと雑菌は繁殖しやすくなってしまいます。除菌を怠ると雑菌が増えて、食中毒を引き起こしてしまうことも……。
実は、トイレよりもキッチンのほうが雑菌だらけ。スポンジやふきんは口に入るものを扱うので、やはり清潔にしておきたいですね。
スポンジを清潔に保つ方法

スポンジはどうすれば清潔に保てるのでしょうか?
除菌方法や交換のタイミングを解説していきます。
スポンジの除菌方法
除菌もできる台所用洗剤を使っていれば、そのままにしておけば大丈夫だと思っている方もいるかもしれませんが、それは誤解です。
除菌のできる洗剤を使っている場合
1スポンジの泡をしっかりと洗い流す。
2よく絞ったら、除菌もできる洗剤の原液をスポンジに染み込ませる。
3スポンジを風通しのよいところで乾かす。
除菌のできない洗剤を使っている場合
1熱いお湯に1分程度スポンジをさらす。
2冷水ですぐに冷ます。
3水気をしっかりと切ったら、風通しのよいところで乾かす。
いずれにしても、大切なのは「しっかりと乾かす」ことです。
スポンジを交換するタイミングは?
スポンジを交換するタイミングは、一般的に2〜3週間に1度が望ましいと言われています。
ですが、使っているスポンジの種類や洗い物の回数によって変わるので、2〜3週間に1度が正しいとは限りません。
安いスポンジを週に1回のペースで格下げ(※)しながら交換して使う。
いいスポンジをボロボロになるまで使う。
このような考え方でもOK。スポンジのへたり具合を確認しつつ「スポンジ交換の時期は、最低でも月に1度」これだけは守っておきましょう。
※スポンジの格下げとは「グラス→食器→鍋・フライパン→掃除」とスポンジを交換するたびに汚れのひどいものに使っていくイメージです。
スポンジを長持ちさせるコツ

スポンジは月に1度の交換さえしておけばOKというわけではありません。清潔に保つためにも、普段から長持ちするような使い方をするのが大切です。
スポンジを長持ちさせるには、洗う順番に気をつけること。まずは洗う前にキッチンペーパーやウエスで鍋や食器の汚れを拭き取ります。スポンジ洗いは油汚れの少ないものから汚れのひどいものへ。順番に洗っていけばスポンジへの負担が減ります。
ふきんを清潔に保つ方法

次に、ふきんを清潔に保つ方法を説明していきます。
ふきんの除菌方法

ふきんの除菌は週に1〜2回、煮沸か塩素系漂白剤を使っておこないます。
除菌作業が面倒な方は、ふきんを2枚以上所有して、毎日洗濯して取り替えてしまいましょう。
煮沸消毒のやり方
1ふきんを洗ったら、沸騰したお湯の入った鍋にふきんを入れて2〜3分煮る。
2水でよくすすぎ、固く絞って、しっかりと乾かす。
*重曹を大さじ1杯入れるとさらに効果的です。
*木綿と麻素材以外のふきんの煮沸は、素材を傷めるかもしれないのでおすすめしません。
塩素系漂白剤を使った除菌方法
1水1Lに対し塩素系漂白剤を6ml入れて浸け置きする。
2除菌のみなら約2分、漂白もするなら約30分浸ける。
3水でよくすすいで、しっかりと乾燥させる。
*色柄物のふきんは色落ちする可能性があるので向いていません。
*塩素系漂白剤を使用するときはゴム手袋をして、しっかり換気してください。
ふきんの除菌も洗濯も面倒なら使い捨てダスターを

ふきんの除菌をするのが面倒と感じる方もいるかもしれません。
そんな方には不織布の使い捨てできるキッチンダスターがおすすめです。繰り返し水洗いして使い倒したら、掃除に使って捨ててしまえばOK。除菌の手間がありません。
スポンジもふきんも最後まで使い切る工夫を
キッチンのスポンジやふきんは、そのままにしておくと雑菌が増えて不衛生なので、こまめに除菌をしておきたいですね。除菌作業が面倒なら、ご紹介したラクな方法もあります。
スポンジやふきんは毎日使うものなので、清潔を保てるようにしましょう。
そして、スポンジもふきんも、交換するときはそのまま捨ててしまわず、掃除用にして使い切るようにするとエコですよ。