
私がプリンを初めて作ったのは幼稚園の頃です。
母が大きな蒸し器を出して作ってくれたのですが、カラメルソースが茶色になっていく様子、卵色の生地、バニラの甘くていい香りが心に残っています。冷蔵庫でよく冷やしてから食べると美味しいのですが、そこまで待てず、まだ少し温かいプリンをお皿にひっくりかえす時間も惜しく、そのままスプーンですくって食べて笑われていました。
卵のふんわりとした甘味、プルンと柔らかい舌ざわり、カラメルソースの苦みが口の中で広がってとても美味しかったのを覚えています。
プリンちゃんの絵本を読むたびにその懐かしい思い出がよみがえってきます。今回はプリンに生クリームやフルーツをトッピングしてちょっと贅沢にしてみました。プリンちゃんのようにお好みのトッピングをして楽しんでください。
目次
材料(6個分)
<カラメルソース>
- 砂糖 50g
- 水 大さじ2
- お湯 大さじ2
<プリン生地>
- 卵 3個
- 砂糖 50g
- 牛乳 380ml
- バニラオイル(あれば)※ 少々
※バニラエッセンスでも代用できますがバニラオイルのほうが加熱調理時に香りが輝発しにくいです。
<トッピング>
- 生クリームやフルーツ お好みで
作り方
1カラメルソースを作ります。鍋に砂糖、水を入れて火にかけます。

2このくらい茶色に色づくまで煮つめます。

3お湯を入れます。お湯を入れるとはねることがあるので気を付けて入れてください。

4型にカラメルソースを注ぎます。

5プリン生地を作ります。ボウルに卵と砂糖を入れます。

6泡立て器でなるべく泡立てないように混ぜ合わせます。泡立て器をボウルにつけたまま混ぜると泡だちにくいです。

7カラメルソースを作った鍋に牛乳を入れて人肌程度に温めます。(こうすることで鍋に残ったカラメルソースが牛乳に溶けます。掃除も楽になりますし、カラメル風味が牛乳にうつり美味しさもアップしますよ)

8牛乳をボウルに入れて混ぜ合わせます。バニラオイルを入れたら一度生地をザルでこします。

9プリン生地を型に流し込みます。

10型にアルミホイルをかぶせます。

11天板にプリンを並べたらお湯を注ぎます。160度に予熱したオーブンで30分~40分蒸し焼きにします。

12火が通ったら冷蔵庫に入れてよく冷やします。型から取り出すときはプリンの周りを指で少し押してはがします。少しカラメルソースが出てくるくらいが目安です。

13お皿にプリン型をうつして何度か上下に振るとポンっとプリンが出てきます。

14生クリームやフルーツで自由にトッピングしたら完成です。

プリンの材料の少なさにビックリ!考えた人はすごいですね
プリンの材料を見てみると、少なさに驚きます。
主に卵、牛乳、砂糖で香りづけにバニラオイルを少し入れるだけです。これだけの材料でこんなに美味しいお菓子ができるなんて……考えた人はお菓子作りの天才なんじゃないかな?と思います。
誰のお家でもある材料で作ることができるプリン。スーパーで買うこともできますがたまには素朴で優しい味わいのプリンをお家で作ってみるのもいいものです。

この本に登場したおやつです!
【参考文献】
なかがわちひろ(著), たかおゆうこ(絵)『プリンちゃん』理論社, 2011年