キレイな黄色をしているエッグタルト。
名前の通り卵がたっぷり入ったタルトです。卵はお菓子作りにかかせない材料ですが、気づくと脇役になっていることが多いですよね。でもこのエッグタルトは卵が主役となっているので風味や味わいを存分に楽しむことができますよ。
サクサクっとしたタルト生地に入っているのは卵と砂糖と牛乳を混ぜたもの。プリンの液の卵の割合を多くしたものと思っていただくといいかもしれません。
こってりしているのかな?と思いきや食べてみると優しい味わいで何切れでも食べてしまいそうです。
目次
エッグタルトの歴史
エッグタルトとはマカオを代表するお菓子のひとつです。ロードストーズベーカリーは特に有名ですね。サクサクとした生地にふんわり甘いカスタードが入っています。
今では東南アジアでもよく点心として食べられていますが、もともとは「パスティス・デ・ナタ」というポルトガルのお菓子です。200年以上前にリスボンの修道女たちが考えたお菓子と言われています。そのレシピを受け継いだベレン洋菓子店(パスティス・デ・ベレン)は、いまなお大人気です。
レシピ
では、エッグタルトのレシピをご紹介しましょう。
今回はエッグタルトとしてはちょっと大きめの直径15cmのタルト型で作りました。
材料(直径15cmのパイ皿(タルト皿)2個分)
<タルト生地>
- バター 60g
- 砂糖 30g
- 卵 1/2個
- 薄力粉 140g
<フィリング>
- 卵 1個半
- 砂糖 40g
- 牛乳 100ml
作り方
<タルト生地>
1常温で柔らかくしておいたバターをボウルに入れて練ります。
2砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜ合わせます。
3室温に戻しておいた卵を入れて混ぜます。
4ふるった薄力粉を加え、木べらまたはゴムベラでさっくりと混ぜます。
5ラップに包み、30分冷蔵庫で休ませます。
6生地をラップで包んでから綿棒で伸ばします。
今回は2つのタルト型を使ったので、生地を2等分して伸ばしました。
7タルト型に生地を敷きこんだら、底にフォークで穴をあけます。
8180度に熱したオーブンで10分焼きます。
この時点では完全に中まで火が通っていなくても大丈夫です。
<フィリング>
9ボウルに卵と砂糖を入れて混ぜ合わせます。
10牛乳を入れて混ぜたら一度ザルで漉します。(写真は濾す前)
11タルト生地にフィリングを流し込みます。
12180度に予熱したオーブンで25分ほど焼きます。
家にある材料で気軽に作ることができるエッグタルト
ケーキを作ろうと思ったら何か特別な材料がいるんじゃないかな?と思うかもしれませんがエッグタルトで使う材料は身近にあるものばかりです。
いつも食べているものが少し形を変えるだけなので、食べるとほっと安心できるような家庭的な味わいです。
小さな子どもにも食べやすい味と食感です。