
子どものころ、『赤毛のアン』に出てきた「いちご水」が気になっていました。
そのときはいちごのジュースすら飲んだことがなかったので、「いちご水って一体どんな飲み物なんだろう?」と想像してワクワクしていました。
アンがダイアナに、いちご水と間違えて葡萄酒を飲ませてしまうというアクシデントのシーンだったんですけどね……。いちご水と葡萄酒って結構色とか違うから間違えようがないと思うんですが、うっかりおちゃめなアンなのでした(笑)。
原文では「ラズベリーコーディアル(Raspberry Cordial)」という木苺のビネガードリンクのようですが、村岡花子さんが最初に訳した「いちご水」は素敵ですね。
ということで今回は、子どものころに憧れた通り、いちごで作ってみました。
目次
材料(作りやすい分量)
- いちご 200g
- 砂糖 200g
- レモン汁 大さじ1
※煮沸消毒済のガラス瓶を用意します。

作り方
1包丁でいちごを小さく切ります。

21と砂糖、レモン汁をボウルに入れ、スプーンで軽く混ぜてから1時間ほど置きます。

3いちごから水分が出て、下の写真のようになります。

4煮沸消毒済の瓶に入れ、冷蔵庫で2日ほど置きます。時々瓶をゆすって砂糖を溶かしましょう。

5水や炭酸水で割っていただきます。
いちごの赤色が可愛らしいドリンクです
いちごを加熱していないので、自然な赤色がとてもキレイです。
味わいもスッキリ爽やかでいちごの美味しさが十分に楽しめますよ。
水や炭酸水だけでなく、牛乳で割ったり、紅茶に少し入れてみたり…。
ヨーグルトやパンケーキやアイスにたらしてみても美味しいですよ。
但し、非加熱なので発酵しやすいです。冷蔵庫で保存し、早めに使い切ってください。

【参考文献】
ルーシー・モード・モンゴメリ (著), HACCAN (絵), 村岡 花子 (訳)『赤毛のアン』講談社, 2014年