サーターアンダギーは沖縄で昔から作られているドーナツです。黒砂糖のコクと卵の優しい風味を感じられます。
弱火でじっくり揚げると、生地がひび割れてきてパカっと開きます。その開いた様子が笑っているように見えるため、縁起物として祝い事に使われることもあるそうです。
揚げたてのサーターアンダギーは表面はサックサク、中はしっとりふわふわで格別な美味しさです。日持ちもするので普段のおやつとして多めに作っておいてもいいですね。
目次
材料(小さめを約25個)
- 卵 1個
- 黒砂糖 70g
- 塩 ひとつまみ
- 薄力粉 160g
- 水 大さじ2~3
- ベーキングパウダー 小さじ1
- 揚げ油 適量
作り方
1ボウルに卵、黒砂糖、塩を入れて混ぜます。
2ふるった薄力粉とベーキングパウダーを入れて混ぜます。
3生地が固いようなら水を少しずつ加えて調節します。
4揚げ油を140度くらいまで熱したら、水で濡らした手で小さく丸めた生地を入れ、弱火でじっくりと揚げます。
5このように生地がだんだんとひび割れてきます。
中まで火が通ったら油を切って完成です。
揚げ方のコツ
一般的に唐揚げなどを作るときの温度は180度くらいですが、それよりも油の温度が低い状態から生地を入れます。油の温度が高いときに生地を入れると、中まで火が通らないうちに表面が焦げてしまうからです。
油の量は特に決まっていませんが、少なめの場合は多めに生地を入れるとかさが増えて揚げやすくなりますよ。
外側はカリッ、中はふわっ!揚げたてサーターアンダギーはいかが?
サーターアンダギーを初めて食べたのは中学生の頃です。デパートで沖縄の物産展がおこなわれていて、そこで母に買ってもらいました。
大きめのゴロゴロッとしたサーターアンダギーで、その場でジューッと揚げてもらいました。揚げたてのサーターアンダギーはカリカリフワッとした食感でとても美味しかったです。黒砂糖の甘さがじゅわっと感じられて、素朴なのに食べたことのない新しい味わいなのです。
冷めるとかたくなりちょっとパサついた感じになります。それはそれで美味しいのですが、やはり揚げたての美味しさに比べると少し味は落ちるかな?と思います。
なので、冷めてしまったらトースターで数分軽く焼きましょう。そうすることでまた揚げたてのような味わいになりますよ。