『ケーキやけました』は、どのページをめくっても美味しいおやつがいっぱいの絵本です。
チーズケーキ、バウムクーヘン、アップルパイ、カステラ…。イラストなのですが写真のようにリアルで温かい雰囲気を感じられます。

私はその中でも、表面がこんがりと焼けたカステラが大好きで何度も見てしまいます。カステラは和菓子店で買うイメージだったのですが、作ってみると意外と簡単で想像以上に美味しくできました。

目次
材料(15cmの角型1台分)
- 卵 4個
- 砂糖 90g
- はちみつ 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 強力粉 110g
作り方
1室温に戻しておいた卵と砂糖を混ぜ合わせます。

2ハンドミキサーで泡立てます。

このようにもったりとするまでしっかりと泡立てたら、最後にハンドミキサーを弱にして2分ほど泡立てます。こうすることでキメが細かくつぶれにくい泡になります。
3はちみつとみりんを混ぜます。

42に3を入れて混ぜます。

5ふるった強力粉を一度に加え、ハンドミキサーの弱で全体を大体混ぜます。

混ぜすぎると泡が消えてしまうので気を付けましょう。
6泡立て器に持ちかえ、全体がなめらかになるまで混ぜます。

7型に生地を流し込みます。

今回は新聞紙とクッキングシートで型を作りました。
8170度で15分焼いた後、150度に温度を下げて30分ほど焼きます。
途中で焦げそうならアルミホイルをかぶせてください。

9焼きあがって型から出したら、ラップの上に逆さにして冷まします。(こうすることで表面が平らになります)
10しっかりと冷めたら包丁で端を切り落とし、お好みの大きさにカットします。

自分で作るとカステラの端っこも食べることができますね。この部分が実は一番美味しいんですよ。
和菓子を食べるとホッと心が落ち着きます

カステラの材料は卵や砂糖や粉などシンプルですが、スポンジケーキとは明らかに違う味わいがします。
- ほんの少しみりんが入っているのでふわっと和を感じられる。
- 低温でじっくりと焼くことで、しっとりする。
- 強力粉を使うことで生地に少し粘りが出て、独特の弾力が生まれる。
といった点が違いです。
洋菓子のスポンジケーキはたいてい薄力粉を使用するので、粘りが少なくふわふわっと軽い仕上がりになるのです。
カステラはふわふわよりもちょっともっちりしていると言いますか、スポンジケーキよりも少し生地が重めのお菓子ですよね。お茶を丁寧にいれてゆっくりと味わいたいカステラになりました。お好みで底の部分にざらめを入れてもいいですよ。
【参考文献】
彦坂 有紀 (著), もりと いずみ (著)『ケーキやけました』講談社 , 2015年