読んでいるとちょっとハラハラする、『きりのなかのはりねずみ』の絵本。霧の中からみみずくやかたつむりやしろいうまが出てくるのですが、暗くて見えにくいのもあり雰囲気がちょっとお化け屋敷のようなのです。
はりねずみくんは、こぐまくんの大好物であるいちごのはちみつ煮を持って出かけます。やっとのことでこぐまくんの家に着いたはりねずみくんは、一緒に星を数えながらおしゃべりします。
いちごのはちみつ煮の名前だけ聞いても美味しそうでうっとりしてしまいます。いちごのジャムよりもっとシロップみたいな感じで、いちごの形もそのまま残っているような味わいなんじゃないかな?と思って作ってみました。
はちみつで煮るので、ジャム用の小粒のいちごでも美味しく作れますよ。
目次
材料(作りやすい分量)
- いちご 1パック(約300g)
- はちみつ 100g
作り方
1鍋にヘタを取ったいちご、はちみつを入れます。
はちみつは気温が低いと結晶化しますがこのままで大丈夫です。
2中火にかけてはちみつを溶かします。
35分ほど煮ているといちごから水分がどんどん出てきます。
4さらに5分程煮ているといちごからアクが出てきます。いちごの色が少し抜けて白っぽくなったら火を止めます。
アクはとらなくてもかまいません。
5そのまま冷ませば、完成です。
アクは自然に消えますし、白っぽくなったいちごもまた色が戻り赤くなっています。
保存する場合は煮沸消毒した瓶に入れ、2週間くらいで食べ切ってください。
とろんと柔らかいいちごがたっぷり!アレンジも色々
ジャムとは違い甘さが控えめないちごのはちみつ煮。さっぱりとしているのでたっぷり食べることができます。
アレンジも色々できます。おすすめはプレーンヨーグルトにかけること。いちごの果実感とはちみつのほんのりした甘さがヨーグルトによく合います。
ほかにも牛乳で割っていちごミルクにしたり、パンに塗って食べたりしても美味しいですよ。
私はいちごを煮るときに一度色が抜けて白くなった後、また色が戻るところが好きです。色が戻ったいちごはまるで輝く宝石のようです。
家の中がいちごの甘い香りに包まれるのも嬉しいです。
【参考文献】
ユーリー ノルシュテイン (著), セルゲイ コズロフ (著), フランチェスカ ヤルブーソヴァ (イラスト)『きりのなかのはりねずみ』福音館書店,2000