こんにちは、野菜農家のホマレ姉さんです。
本日ご紹介するレシピは、「そら豆ソースのニョッキ」です。
そら豆で作った濃厚ソースでいただくニョッキ、この季節限定のレシピです。考えるだけでワクワクしちゃいませんか?
ニョッキと言うと、作ったことの無い人には難しそうに聞こえて尻込みしちゃいそうですけど、実は、意外と簡単なんですよ。
だってほら、ニョッキってイタリアの家庭料理でしょ。そんなに手の込んだ料理をマンマだって作るワケにはいきませんもん。
ニョッキの生地はじゃがいもと薄力粉を混ぜて作ります。とっても柔らかく力はほとんど必要ありませんので、子供たちと一緒に作ってみるのもオススメです。粘土遊びの感覚に近いので、きっと喜んで手伝ってくれますよ。
作るときのポイントとしては、生地をまとめるときに、柔らかいかな? って感じても、薄力粉を足しちゃダメ!あとは、茹でる前のニョッキにはしっかりと打ち粉をすること!くらいかな。
料理に慣れている方は、そら豆のソースを作る最中に、同時進行でじゃがいもを茹でると作業を効率的に進めることができますよ。
もし多めに作ってしまっても、茹でる前の状態で冷凍しておけば、いつでも食べることができます(食べるときは凍ったまま茹でればOK)。
では、早速レシピと参りましょう!
目次
材料(作りやすい量・5人分くらい)
- じゃがいも 500g
- 薄力粉 150g
- 卵黄 1個分
- 塩 適量
- そら豆(むき実) 150g※
- クリームチーズ 20g
- ニンニク(みじん切り) 1片
- オリーブオイル 大さじ2
※さや入りだとおよそ500〜600g
作り方
ソース
1そら豆のさやから豆を取り出し、お歯黒(豆についている黒いスジ)とは反対側にナイフで浅く切り込みを入れておく。
2鍋に500mlの湯を沸かし、塩大さじ1/2強(分量外)を加えたら1の豆を入れ3分ほど茹で、ザルに上げる(茹で汁はあとで使うので捨てない)。
32の粗熱がとれたら、切り込みから豆を押し出し、飾る分を少し別に取っておく。
4小鍋にオリーブオイルとみじん切りのニンニクを入れて弱火にかけ、香りが出るまで炒める。
54に3のそら豆(飾る分以外)とクリームチーズの茹で汁をおよそ大さじ4(分量外)入れ、ハンドブレンダーでペースト状にする。
ハンドブレンダーやフードプロセッサーがない場合は、すり鉢であたったりフォークで潰したりしてください。
ニョッキ
1鍋に塩少々(分量外)を加えた水とよく洗った皮付きのじゃがいもを入れ火にかけ、じゃがいもに竹串が通るくらいの柔らかさまで茹でる。
21をザルなどにあげ、熱いうちに皮を剥く。
32をボウルに入れてマッシャーでむらなく潰す。
43の粗熱がとれたら、薄力粉、卵黄、塩少々を加える。
54を手で混ぜ合わせてひとまとめにする。
65を6等分にして丸める。台の上に薄力粉(分量外)で打ち粉をし、それぞれを直径2cmのひも状にしてから1.5cm長さに切り分ける。
76を1個ずつ巻きすの上に親指で転がし、生地にスジをつける。
8くっつかないようにするため、7に薄力粉(分量外)で打ち粉をする。
9鍋に1.5Lの湯を沸かし、塩大さじ1(分量外)を加えたら、8を素早く1個ずつ入れて茹でる。
109が浮き上がってきたら20秒待ってすくい上げ、水気を切る。
仕上げ
1ソースとニョッキをボウルに入れ、優しく和える。味見をして足りなければ塩(分量外)を足す。
2器に盛り、ソース-3の飾る分のそら豆をのせれば完成。
そら豆のお話
初夏の空に向かってさやをつけることから、その名がついたとも言われているそら豆ですが、豆が熟して重くなるにつれ、だんだんと下を向いてきます。
英語ではBroad Bean、直訳すると幅広い豆ってところですかね。断然、日本のネーミングの方が素敵です。
さやが長めのタイプのそら豆には5粒くらいの豆が入っていますが、一寸そら豆と呼ばれる短めのものは、だいたい3粒と少なめです。
その代わり、一寸そら豆からは名前の通り3cm(だいたい一寸)くらいもある大振りの豆が採れるので、よく栽培されています。
そら豆のさやを剥くと、中の豆はフカフカのベッドみたいなワタにくるまれているのですが、こんな特別待遇を受けている豆は、他にはあまり見当たりません。
素敵な名前といい、特別待遇といい、なんとも幸せな豆ですね。もし豆に生まれ変わるなら、姉さんは絶対そら豆になりたいです。