
こんにちは、野菜農家のホマレ姉さんです!
今日は冬になると食べたくなる人気のチーズグラタンのレシピをご紹介しようと思います。
使う野菜は白菜! それもいつも余りがちな芯の部分。ほら、白菜の芯って一見するとチコリみたいに見えるでしょ。まぁ味は全然違うんだけど、日本人には白菜の方が馴染みがあるし、どこでも手に入るし、食べやすいとも思うんですよね。
そこで白菜の芯をチコリっぽくクルクルっと巻いて、ちょっとおしゃれなチーズグラタンにしてみましたよ。
どうですか? 見た目はクリスマスで出しても恥ずかしくないくらい素敵でしょ。だけど作るのはとっても簡単なんです。
一番難しそうなソース作りだって、生クリームを煮詰めてピザ用チーズを加えただけですから、ダマになってしまうような失敗もありません。
目次
材料(2〜4人分、18.7×15×4cmのグラタン皿使用)
- 白菜の芯の部分 330g
- ハム 4枚
- ナチュラルチーズ(ピザ用シュレッドタイプ) 40g
- 生クリーム 1カップ
- 白ワイン 大さじ1
- レモン果汁 少々
- ナツメグ 少々
- パン粉 適量
- 塩 適量
- バター 適量
- 水 1カップ
作り方
1白菜を1枚ずつ剥がす(足りなくなった時のため、2〜3枚ほど多めに用意しておくとよい)。

2グラタン皿に合わせて葉を大きく切る。

3鍋に水を沸かし、レモン果汁と塩ひとつまみを加えたら2の白菜を入れて蓋をし、弱~中火で15分ほど茹でる。

4鍋から白菜を取り出してペーパータオルなどの上に広げ、水気を切る。

5粗熱が取れたら白菜の葉を互い違いにして巻いたものを4つ作る。

65をハムで巻く。

7バターを塗ったグラタン皿に6をのせる。

8小鍋に生クリームと白ワインを入れて弱火にかけ、時々かき混ぜながら2/3ほどの量になるまで煮詰める。

98にチーズを加えてよくかき混ぜる。

107に9のソースをかけ、ナツメグとパン粉を振り、バターを数ヶ所に適量のせる。

11220℃に予熱しておいたオーブンに入れ、焼き色がつくまで15〜20分焼く。

白菜の話

白菜は害虫が多く、有機栽培で作るのが最も難しい野菜の1つです。
白菜は苗を育ててから畑に植えるのが一般的ですが、その苗作りの段階から非常に気を使って育てます。育苗トレイに播種をしたら芽が出る前から目の細かい防虫ネットをし、アブラムシが発生しないよう細心の注意を払います。
無事に苗が育ち、畑に定植する段になっても気を抜くことはできません。そのまま植えても害虫の餌食となり、葉っぱがまるでレースのようになってしまうのが目に見えているからです。そこで畑に植え付けたら直ぐ全体を覆うように防虫ネットをかけ、外部からの害虫を完全にシャットアウトするんです。
よしよし、これで完璧!……って思われるかもしれませんが、これがそんなに甘くはないんですよ。外からの害虫は完全に防げても、ネットの中の土から湧いてくる害虫に対しては無防備なので、どうにもならないんですよね。
結局、どう頑張っても何もしないよりは大分マシになるくらいで、農薬を使って作るようなキレイな白菜ってワケにはいかないんです。当然のことながら採算に合うはずもなく、姉さん家では自家用にほんの少しだけ白菜を作る程度。ほとんど趣味みたいな感じです。