こんにちは、野菜農家のホマレ姉さんです。
冬瓜は7〜9月が旬で、この時季にはお値段もお手頃になり、とってもお買い求めやすくなっています。だけど、スーパーなどで冬瓜を見かけても、積極的に購入している人ってあまり見かけない気がするんですよね。
その気持ち分かりますよ〜、何と言っても一つが大きいですもんね。
買っても食べ切れずに持て余しそうですもん。
最近はカットして販売していることもありますが、料理もスープくらいしか浮かびませんし、味も淡泊で特徴がありませんしね……。
姉さんも長い間、冬瓜の印象ってそんな感じだったんですけど、意外や意外、ジャムにするとこれが美味しいんです。
パンに塗るのは勿論のこと、ヨーグルトにかけたり、暑い日には炭酸水で割って飲むのも最高ですよ。
このレシピを作ってみたら、あなたの冬瓜に対するイメージも180°変わるはず。ほら、もう冬瓜がフルーツに見えてきたでしょ!
目次
材料(作りやすい量・出来上がり約320ml)
- 冬瓜(タネとワタを取り除いた量) 500g
- グラニュー糖 190g
- レモン果汁(生レモンを搾る) 大さじ2
作り方
1冬瓜は2.5cmほどの輪切りにしてから厚めに皮を剥き、タネとワタを取り除く。
21を5〜8mm厚さの銀杏切りにしてから、フードプロセッサー、または手で粗みじんに切る。
3ボウルに冬瓜とグラニュー糖(冬瓜実量の38%)を入れ、汁が出てくるまで混ぜ合わせる。
43を鍋に移して中火で煮る。
5冬瓜が透き通ってきたらレモン果汁を加えて弱火にし、さらに煮詰める。
6汁気が少なくなってきたら火を止めて完成。冷めると出来上がり時より少し固くなる。
「瓶詰の保存方法」
一番手軽で簡単な「脱気殺菌」方法です。
ポイントは、
- 必ず水から沸騰させ「煮沸消毒」する。
- 熱い瓶に熱いジャムを詰める。
- 殺菌後は素早く冷ます。
の3点です。
1保存用瓶と蓋の全部が浸かる鍋を用意したら、鍋底に餅網かスノコを敷き、瓶と蓋を全て入れて水を注ぐ。
2鍋を火にかけ5分間沸騰させ、煮沸消毒する。
3トングなどで瓶と蓋を布巾の上に取り出し、水気を切る(熱いのですぐに乾きます)。
4出来上がったばかりの熱いジャムを、瓶が熱いうちに肩口まで詰める。
5瓶を揺すって隙間の空気を抜いたら蓋をキッチリと閉め、2の鍋に戻す。
湯は半分くらいあればよいので余分は捨て、鍋蓋をして強火で20〜30分煮る。
6火から下した鍋を流しに持っていき、水道水を細くしながら当てて素早く冷ます。冷えた時に瓶の蓋がやや凹んでいれば成功。
冬瓜の話
夏が旬なのに、なんで冬瓜って名前が付いているのだろう?……、誰もが不思議に思いますよね。
実は、冬瓜はとても貯蔵性が良く、冬になるまでもつことから「冬瓜」と書くようになったと言われています。実際、姉さんも栽培していたので分かりますが、南瓜(かぼちゃ)よりも冬瓜の方がより長く保存できる気がします。
姉さんが作っていたのはミニサイズの冬瓜で、2〜3株植えておくだけで畑にゴロゴロと実をつけてくれます。苗を植え、活着するまで水遣りに注意すれば、後は放っておいてもできるくらい簡単なので、家庭菜園をやってる人は是非チャレンジしてみてください。
但し、蔓がドンドン伸びて行くくらい生育が旺盛なので、お隣さんに迷惑が掛からないように注意してくださいね。
冬瓜はほとんどが水分なので、カロリーはとっても低め。おまけに身体を冷やしてくれる効果もあるので、この時期にはピッタリの食材です。
この夏に冬瓜を見かけたら、積極的に利用してみてくださいね。