明けましておめでとうございます、ホマレ姉さんです。
皆さんお正月はどのように過ごされましたでしょうか?姉さんは毎年のことなんですが、家でゴロゴロと過ごしてしまいました。
おかげで体重は食べ過ぎも相まって右肩上がり。これが世の中の景気だったら言うことなし、なんですけどね……。
主たる敗因は間違いなくお餅ですね。……お雑煮に始まって、いそべ焼きやおろし餅、そしてトドメのおしるこですわ。
だけどおしるこは日本人としては絶対に外せない立派な和スイーツですからね、やっぱり外せないんですよね。
それにこの季節は身体を温めてくれるものが恋しくなりますからね。それにピッタリなんですもん、おしるこって……。
そこで今日はおしるこ……ではないんですが、おしること同じような温スイーツのレシピをご紹介しようと思っています。
このレシピは、マレーシアやシンガポールで定番のスイーツ「ボボチャチャ」を日本で手に入れやすい材料だけでアレンジしたものなんです。
「えー、運動不足に陥りがちな冬にスイーツのレシピだけは勘弁してー」との声も聞こえてきますが、安心してください!
このボボチャチャはね、甘いけれど野菜がタップリと摂れるという、女子にはありがたくってたまらないスイーツなんですよ。
まぁ大雑把に説明すると、野菜や豆類、果物などがいろいろ入った温かいタピオカドリンクみたいな感じかな?……もちろん、夏は冷たくして食べてもOKですよ。
それとね、これはスイーツ好きの女子だけでなく、野菜嫌いの子供にも使えるレシピだと思うんですよね。
だって、ココナッツ風味にタピオカまで入っているんですから、どんなに野菜嫌いな子供でも喜んで食べるしかないでしょ!
子供の野菜嫌いでお悩みのお母さん、「おやつ作ったから一緒に食べましょう」と、問答無用で食べさせみてはいかがでしょうか?
目次
ボボチャチャのアレンジレシピ
材料(作りやすい量、2〜4人分)
- 紫さつまいも 130g
- 里芋 120g
- かぼちゃ 50g
- 水煮ミックスビーンズ 50g(1袋)
- 乾燥タピオカ(パール) 30g
- ココナッツミルク 200ml
- 牛乳 80〜100ml
- きび砂糖 大さじ4
- バナナ、マシュマロ、寒天ゼリー菓子 各適量
作り方
1紫さつまいもと里芋は皮を剥き、かぼちゃはワタを取り除いてから皮を剥き、それぞれ1cmのさいの目に切る。
21をサッと水に潜らせてから耐熱容器に移し、ふんわりとラップをかけてから500wの電子レンジで6分加熱する。
3鍋にたっぷりの湯を沸かし、タピオカを入れてパッケージの表示時間通りに茹でる。
43をザルに上げてから冷水に浸し、ぬめりを落としたら水を切る。
5鍋にココナッツミルク、牛乳、きび砂糖を入れ、よくかき混ぜてから沸騰させないように温める。
65に2と4とミックスビーンズを加え、再び沸騰させないように温める。
7バナナは皮を剥いて輪切りにし、マシュマロとゼリー菓子はいろいろな大きさにして変化をつける。
8器に6を盛って7をトッピングして出来上がり。混ぜながら食べる。
今回のレシピで使った野菜の中でさつまいもとかぼちゃはよくスイーツに利用されるので違和感ないと思いますが、里芋とはちょっと意外ですよね。
実は、里芋は主に熱帯アジアやオセアニアの島々で栽培されるタロ芋の一種で、簡単に言ってしまえば「日本で栽培されているタロ芋」なんです。
そのタロ芋、これらの国々では主食、あるいはそれに準ずる日常的な食材として食べられるのですが、スイーツにもよく使われるんですよ。
タイのカノム・モーケン(タロ芋で作るココナッツプリンみたいなスイーツ)や最近では台湾のタロ芋ドリンクが人気ですよね。
あ、そうそう、せっかく野菜農家のホマレ姉さんですからね、里芋についてワンランク上の知識を教えちゃいますね。
皆さんは、里芋料理……例えば、煮っ転がしなどを作ったときに、あれ、思ったよりもしっかりしてるなぁ……とか、柔らか過ぎたなぁ……とか感じたことはありませんか?
ほとんどの方は里芋を購入されるとき、品種はあまり意識していないように思えますが、実は、里芋の品種は大きく分けて2種類あるんです。
一つは柔らかくて、ムチョーってしている粘質系のタイプ、もう一つはホクホクしてしっかりした粉質系のタイプ。
それぞれ、粘質系のタイプには「土垂(どだれ)」「石川早生(いしかわわせ)」「大野芋」などがあり、粉質系には「セレベス」「八つ頭(やつがしら)」「竹の子芋」などがあります。
それぞれどちらのタイプが美味しいというわけではありませんが、作る料理の仕上がり具合を考えて使い分ければレベルアップは間違いなしですよ。
それでは、また次回まで!