こんにちは、野菜農家のホマレ姉さんです。

今日はこの季節にピッタリな菜花の白和えをご紹介しますが、菜花には少し苦味があり、それが原因で苦手なお子さんも多いみたいですね。
そんな場合、姉さんはフルーツを入れちゃいます。フルーツの甘味が加わることで苦味が緩和され、食べる気になってくれます。今回はみかんを使いましたが、甘酸っぱい苺やキウイなどでも美味しいと思います。
また、白和えというと普通はゴマを使うことが多いですが、姉さんはピーナッツバターをよく使います。そうです、パンに塗るあのピーナッツバターですが、私は調味料として料理に利用することがよくあります。
ちょっと味が物足りない時に足してあげると、ピーナッツの風味とコクが加わり、味にアクセントが出てくるのでとても便利です。
それでは早速レシピと行きますね!
目次
材料(2〜4人分)
- 菜花 100g
- 木綿豆腐 1/2丁(175g)
- みかん 1個
<調味材料>
- ピーナッツバター(粒なし) 大さじ1
- 砂糖 小さじ2強
- 生クリーム 小さじ2(コーヒー用ミルクで代用可)
- 醤油 小さじ1
- 塩 2つまみ
作り方
1豆腐を厚手のペーパータオルで包んで耐熱容器に乗せ、電子レンジ(500w~600w)で2分加熱する。

2ペーパータオルを取り除いた1をザルの上に置き、重しをのせて10分放置する。

3菜花は穂先と茎の部分に分けて切る。

4鍋に湯を沸かし塩少々(分量外)を加えたら、茎部分を先に入れ、1分後に穂先部分を加え30秒茹でる。

54を冷水に取って冷まし、ザルにあげて水気を絞る。

6フードプロセッサーに2の豆腐を手で崩しながら入れ、調味料を全て加えたら全体が滑らかになるまで攪拌する。

※フードプロセッサーがない場合はすり鉢や裏ごし器を使って滑らかにしてください。
7ボウルに5と6を入れて和える。

8みかんは一房ずつ内袋から取り出す。

9器に7と8を盛りつける。

※みかんは水分が多いので菜花と一緒には和えないでください。
菜花の話

3月……、カレンダーはもう春ですが、露地栽培の野菜農家にとっては冬と春の端境期に当たります。
白菜や大根などの冬野菜はもう味が落ちているし、春野菜はまだまだ成長中。お金にかわってくれるものがほとんどないこの厳しい時期、菜花はいち早く収穫期を迎え、農家の不安を少しだけ解消してくれます。
皆さんがスーパーなどで見かける菜花は、それを目的に栽培されたアブラナ科の野菜のことですが、姉さんの農園ではチーマ・ディ・ラーパ(英語ではターニップ・トップ)というカブの菜花を栽培してきました。その他にも、紅菜苔(こうさいたい)やオータムポエムなど、販売目的で栽培される菜花にはいろんな種類があります。
実はアブラナ科の野菜ならなんでも菜花が収穫できます。小松菜、チンゲン菜、カラシ菜、白菜、等々。それぞれの菜花には、やはりその野菜が持っている味の特徴があるので、食べ比べてみるのも面白いと思います。
姉さんのオススメはターツァイとカラシ菜。ターツァイの菜花は甘味が強く、カラシ菜のそれにはピリッとした辛味があって美味しいものです。