こんにちは、野菜農家のホマレ姉さんです。
夏野菜のサンドイッチと言えば、すぐにトマトやキュウリが思い浮かびますが、姉さんはナスでもよく作るんですよ。エー!って思われそうですが、ナスにチーズとバジルを挟んでいただくと、これが旨いんだなぁ。

今回は手に入りやすい千両ナスで作ってみましたが、いつもは栽培しているイタリアのナスで作るんです。まさしく農家の特権ですね。
作る際のポイントは、油はオリーブオイルを使うことと、塩は焼き上がった後に振ること。それだけで味がだいぶ引き締まります。小麦粉はあれば強力粉を使ってください。なければ薄力粉や中力粉でも大丈夫です。
それでは作っていきましょう!
目次
材料(2人分)
- ナス 1本
- モッツァレラチーズ 1個(100g)
- バジル 適量
- 強力粉 適量
- オリーブオイル 大さじ3
- カンパーニュ 4枚(バゲット、チャバタなどでもOK)
- マヨネーズ 適量
- マスタード 適量
作り方
1カンパーニュは厚さ1cmに切る。

2なすは厚さ8mmにスライスして、2%の塩水に5分間浸してアク抜きをする。

32をザルにあげて水気を軽く拭き取り、強力粉をタップリとまぶす。

4フライパンにオリーブオイル大さじ1と1/2を中火で熱し、3を入れて片面が色づくまで焼く。

54をひっくり返して残りのオリーブオイルを加え、もう片面も焼く。焼き上がったら火から下ろし、塩を振る。

6モッツァレラチーズを4等分に切る。

7すべてのパンの片面にマヨネーズとマスタードを好みの量塗り、そのうち半数のパンに5のナスを2〜3段重ねておき、6のモッツァレラチーズをのせる。

87を、オーブントースターでモッツァレラチーズがとろけるまで焼く。

※チーズを焼くためなので、焼くのは下のパンだけです。
98に中央のスジを取り除いたバジルの葉をのせ、残りのパンではさむ。

ナスの話

ナスの原産地はインドと考えられていますが、奈良時代には日本へ伝わっていたらしく、平城京の高貴な人々は既に口にしていたそうです。これだけ日本人と長いつき合いの野菜ですから、和食には欠かせない食材となっているのも理解できますね。

ナスにはいろんな大きさや形があり、一番よく見かける千両ナスはずんぐり型。他にも長細い長ナスや、大きくてまん丸い賀茂ナスなどがあります。
色に関しても、一般的な黒に近い濃い紫から薄い紫まで。あるいは緑色や白色、シマシマ模様のナスなど多岐に渡ります。

英語でナスはeggplant、卵みたいな植物だから名づけられたのだろうと想像しますが、ほとんどの方が「ナスのどこが卵っぽいの?」と思われるかもしれません。
だけど、白いナスを一瞬でも目にすれば「あ、卵だ!」とすぐに得心が行くこと間違いありません。

産直市などを訪れると、普段スーパーなどでは見かけない珍しいナスを売っていることがあります。
もし今まで見たことのないナスに出会えたら、是非一度試してみてくださいね。