マカデミアナッツオイルでささみのパン粉焼き #世界のオイルを巡るレシピと油活のススメ

マカデミアナッツオイルで鶏ささみのパン粉焼き #世界のオイルを巡るレシピと油活のススメ

今日はマカデミアナッツオイルについて。原料のマカデミアナッツは日本でも人気のグルメナッツですね。

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マカデミアナッツとは

マカデミアナッツ
(画像出典)PIXTA

マカデミア(マカダミア)はオーストラリア原産のヤマモガシ科の常緑樹、2cmほどの殻果はマカデミアナッツやクイーンズランドナッツと呼ばれます。オーストラリアの先住民族アボリジニの貴重なご馳走だったマカデミアナッツは、やがてハワイ、ケニア、南アフリカにも広まりました。

苗が育ちナッツが収穫できるまでに10年以上かかり、受粉後に実が成熟するのも限られた割合である、比較的高価なナッツです。ころっと丸い三重構造のマカデミアナッツの実は、緑の外皮の中に茶色く非常に硬い殻があり、それを割ると乳白色の核(ナッツ)が出てきます。

サクッと軽やかな歯触りにクリーミーで甘く上品な芳香を持つマカデミアナッツは、まさにナッツの王者の風格。専用の殻割り器(クラッカー)でくるくるカッキーンと割って食べるのも、楽しくて美味しいですよ。

(画像提供)金田油店
(画像提供)金田油店

ハワイのお土産でお馴染みのマカデミアナッツチョコレートをはじめ、パンケーキやクッキー、アイスクリームなどによく使われるナッツ。料理の他、マカデミアナッツミルクやコスメ用オイルの人気もあり生産量も増えてきました。

栄養面ではビタミンB1やナイアシン、マグネシウム、カリウム、食物繊維などをバランスよく含みます。ナッツの中では油含有量が多いマカデミアナッツですが、その成分も他のナッツと違い特徴的です。

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マカデミアナッツオイルの特徴

マカデミアナッツオイルは原料を砕き搾ったもの。メーカーにより焙煎の香りがするものやノンロースト無香タイプがあります。

脂肪酸組成は産地で少しばらつきはありますが、オレイン酸(オメガ9)が約55%、パルミトレイン酸(オメガ7)が約22%含まれます。どちらも一価不飽和脂肪酸で酸化にも比較的強いオイルと言えます。

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脂肪酸を知れば油がわかる #世界のオイルを巡るレシピと油活のススメ

オレイン酸はオリーブオイルにも多い成分ですが、このパルミトレイン酸を含む植物油は珍しいです。
パルミトレイン酸は私たち人間も持つ脂肪酸ですが、加齢とともに少なくなります。保湿感で人気の馬油にもパルミトレイン酸が含まれますが、マカデミアナッツオイルの方が含有量は多いんですよ。

皮膚への浸透性がいいことも、昔からスキンケア製品やマッサージオイルとして人気が高い理由。アンチエイジングや美容オイルとしての地位だけでなく、最近では心血管疾患予防などの関連研究も進んでいるようで、オレイン酸と合わせ健康オイルとしての期待も高まりつつあります。

さて、栄養面でも味わい的にも使いやすいマカデミアナッツオイル。販売されているものは多くはありませんが、食用の輸入ブランドにはいくつか芳ばしいものがあります。ドレッシングにもいいですし、お肉料理の仕上げ、魚介類のソテー、和え物、お菓子作りにも使えます。
また癖のない無香タイプはパンケーキに混ぜたり、炒め物、軽い揚げ焼きなどにしたりしてもOKです。

写真の2本だと、左側がオーストラリア原産の甘く香ばしいローストタイプ(ポドル社)、右のほぼ無色透明なものがケニア産の無香マカデミアナッツオイル(金田油店)です。

【PODOR(ポドル)】マカダミアナッツオイル
https://ajitoscience.com/?pid=98093828
【金田油店】マカデミアナッツ油(270g瓶)
https://www.abura-ya.jp/SHOP/KB_e002.html

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