幻のケーキが復活!?パティスリー「NOLI et NORI(ノリエノリ)」が東京・浜松町にオープン!

幻のナオミが復活!浜松町「ノリエノリ(NOLI et NORI)」のケーキを徹底取材

オープン前から話題となっていたアートなホールケーキ専門店「NOLI et NORI(ノリエノリ)」が、2021年3月31日に待望のグランドオープン!
気になって取材を申し込み、オープンに先駆けて行われた試食会に行って参りました。

幻のケーキ「ナオミ」、食べましたよ!ナオミって何?と気になった方、都内で美味しいケーキ屋さんをお探しの方、ぜひレポをご覧ください。

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アートなホールケーキ専門店「NOLI et NORI(ノリエノリ)」

アートなホールケーキ専門店「NOLI et NORI(ノリエノリ)」

東京・浜松町のオフィス街のど真ん中に誕生した、アートなホールケーキ専門店「NOLI et NORI」(以下「ノリエノリ」)。白金高輪のパティスリー「セ・ミニョン」でパティシエを務めた山名範士シェフが手掛けるパティスリーです。

内観

扉を開けると、そこには煌めくシャンデリア、淡く光るダウンライト、重厚感のあるカウンターが……。まるでジュエリーショップのようなラグジュアリーな空間がお出迎え。ショーケースには宝石のように輝くケーキが展示品のように並べられていました。

そう、ノリエノリのスイーツのテーマは「日常を“特別”に変えるスイーツジュエリー」。なんて素敵なテーマでしょう。8~10種類のホールケーキや焼き菓子を中心とした創作フランス菓子、チョコレート、コンフィチュールのギフトセットなどが販売されています。(ホールケーキは3号サイズがメイン)

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幻のケーキ「Naomi(ナオミ)」がここに完全復活!

Naomi(ナオミ)

その中で一際輝いていたケーキがこちら、苺のミルフィーユ「Naomi(ナオミ)」。関東では初耳という方が多いかもしれませんが、大阪のケーキの名店「ヤムヤムインナートリップ」で超人気だった商品で、関西では有名なケーキなんです。

人気だったナオミですが、お店が2004年に閉店してしまい幻のケーキに。あんなに美味しいケーキは他にない!とその後多くの方が「ナオミ」を惜しみ、類似したケーキを食べられるお店を探されたそうです。しかし完全なナオミには出会えず、ついには関西で「ナオミを探せ!」というテレビ番組が企画放映される程に。

右:山名範士シェフ 左:川邊努シェフ
右:山名範士シェフ 左:川邊努シェフ

その番組で声がかかったのが、白金高輪のパティスリー「セ・ミニョン」(2020年2月に閉店)の山名範士シェフ。実は「ヤムヤムインナートリップ」を営んでいたシェフのご子息なんです。山名シェフ自身もお父様の元でシェフとして働き、ナオミの作り手として活躍されていました。

山名シェフは番組の中でナオミを再現し、放映後大反響。その後関西の方から多く問い合わせを受け、「セ・ミニョン」でナオミを販売することになり、「これからのパティスリー人生、ナオミと生きて行こう」と決意されたそうです。オープン前から話題となっていたのは、こうした理由からなのです。

セ・ミニョンの閉店後、再び幻の味になっていたナオミが、「ノリエノリ」で完全復活。山名範士シェフ、川邊努シェフを中心に6名のスタッフでスタートし、2021年3月31日に待望のグランドオープンとなりました。

ナオミカット

ではではナオミをいただきましょう~。こんなに重厚感のある苺のミルフィーユは初めて。コアントローで香り付けしたバニラクリームと苺が自家製パイでサンドされ、スライスしたアーモンドに包まれています。(写真は1人分を切り分けた状態です)

一口いただくと、キャラメリゼしたパイの甘くて香ばしい香りが広がり、あとからバニラの風味と苺の爽やかさが追いかけてきました。ザクっとしたパイの食感とそれを包み込むバニラクリーム、アクセントとなる苺が絶妙な組み合わせ。素材にこだわり、茨城県産のブランド卵「奥久慈卵」や天然バニラが使用されています。

甘くてほろ苦い、そして深みのあるリッチな味わい。これは美味しい!関西の方が探し求める気持ちがわかりました。

ナオミナオミ……と言っておりますが、なぜナオミ?と気になった方もいますよね。実は詩人、谷川俊太郎氏が名づけ親。ナオミはヘブライ語で「喜び」という意味。さらにこのケーキには「今日生きるひそやかな歓び」という詩も付けられています。

そんな素敵なケーキをぜひ、食べてみませんか?売り切れてしまうことがあるので、事前予約をおすすめします。

■苺のミルフィーユ
サイズ:3号(約3名分)
価格:3,600円(税込)
※苺の季節(12月~5月頃まで)限定

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濃厚さと香りの豊かさがたまらない、バスクチーズケーキ!

バスクチーズケーキ

続いて試食させていただいたのは、「バスクチーズケーキ」。ケーキには、バスク地方のAOC認定(フランスの優れた農産物や酪農品などを国が保証するために与える認証)の羊乳のチーズ「オッソイラティー」が使用されています。

ケーキは舌触り滑らかでとっても濃厚!オッソイラティーの特徴である、濃密な旨味と蜂蜜のような甘味が活かされています。これを食べてしまったらもう他には……。ナオミと肩を並べる絶品ケーキでした。

■バスクチーズケーキ
サイズ:5号
価格:7,000円(税込)
事前予約可/冷凍発送可

ケーキとともにいただく、オリジナルブレンドの中国茶

オリジナルブレンドの中国茶

ケーキとともにいただいたのは、中国茶。紅茶ではないことに驚きでしたが、ケーキに合うお茶を探したところシェフが辿り着いたのが中国の「古樹茶」だったのだそうです。こちらは台湾産の野菊をプラスしたオリジナルブレンド。野菊の華やかな香りがほんのり広がる、渋みのないすっきりとしたお茶は、ケーキにぴったりでした。

ティーバッグ

ノリエノリオリジナルの中国茶は全部で6種類。薬効のある体に優しいノンカフェインのお茶です。お好みのフレーバーをぜひチェックしてみて!

■オリジナルブレンド
量:30g
価格:2,400円(税込)

次ページ:素材にこだわりぬいた、「無敵のフィナンシェ」

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