奈良の名店「たまうさぎ」で極上きなこだんごをテイクアウト!

奈良の名店「たまうさぎ」で極上きなこだんごをテイクアウト!

今回のご紹介は、奈良県の隠れた名物お菓子。
地元の人に愛され続けながらも、消費期限が当日中と短いため、なかなか奈良以外では食べられない、名店「きなこだんご たまうさぎ」のきなこだんごです!

一見フツーのおだんごのようですが、食べ始めると2本3本と魔法みたいに食べ進んでしまう、極上きなこだんご。その手作りの様子も合わせてご紹介します。

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「きなこだんご たまうさぎ」は奈良市尼ヶ辻に

「きなこだんご たまうさぎ」(以下たまうさぎ)の本店があるのは奈良県奈良市。近鉄奈良駅から3駅、大和西大寺駅から1駅となる尼ヶ辻駅の駅前すぐです。たまうさぎ本店の目印は、黄色いきなこだんごのオブジェ。ちなみにこちらのオブジェ、実は店主さんの手作りなんです。

たまうさぎは2021年4月でちょうど開店20年目を迎えます。メニューは20年を通してたったひとつ、きなこだんごのみ!

きなこだんごは、すべて店内での手作り。レジのすぐ後ろで、きなこだんごが次々と作られています。つまり、まさに作りたてすぐのおだんごを買えるということ。

前述の通りメニューはきなこだんごのみ、開店から20年を通して他のメニューが登場したことは一度もありません。なのでお客さんが注文するのは本数だけ。「こんにちは、〇本くださ~い」なんて気軽さで購入していきます。

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極上きなこだんごの作り方は…

今回は特別に、きなこだんご作りの様子をちょっとだけ見せていただきました!

おだんごはお米を米粉にするところからすべて店内での手作り。国産米100%で、奈良県産のお米「ヒノヒカリ」を店内で粉にし、ふるいにかけています。これは季節や湿度などその時その時のお米の状態によって最適な水分量を見極めながら調整するため。こねて蒸した後は2回に分けてつくことで、ツルツルするばかりでない、素朴な食感とねばりが生まれるのだそう。

そのおだんごに絡めるのは、秘伝の蜜。こちらの調合は完全に秘密だそうです!

秘伝の蜜は、夏はサラサラ・冬はネバネバと温度・湿度次第で状態が変わるほど繊細。蜜の絡まり方が一定になるように手の感覚で調整しながら、おだんごと混ぜていきます。

蜜を絡めたおだんごに、次に出来たてのきなこをまぶします。決して手で押し付けたりはせず、半切りの中で何度も振って、きなこと和えていきますよ。

最後は串に刺して完成!ひと口サイズのおだんごは、1串あたり5つです。
きなこだんごは生菓子のため、作り置きはせずにお客様の数を予想して製造しています。そのためにいつでも作りたてのおだんごを購入できますが、売り切れてしまうこともあります。
そしておだんごが売り切れてしまったら、お店は閉店!

こちらが出来上がったきなこだんご。むっちりと柔らかくて、コクのある蜜ときなこの味わい深い甘味がぎゅっと詰まっています。素朴ながら一つひとつに職人の手間ひまがたっぷり込められたおだんごは、つい病みつきになってしまう美味しさ。小振りなので、1人2~3本くらいを見越しておくのがおすすめです。

なおこちらのレシピは、明治時代から続く奈良県橿原市の老舗和菓子店「だんご庄」から受け継いだもの。同店で17年修業した店主さんが、許可を得て独立し、同じ味を伝えているのです。
「まじめにコツコツと、だんご庄さんのお名前を汚さないように」と丁寧に作り続けられてきたきなこだんご。心にも身体にも美味しい、格別のお菓子です。

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